- BlazeStakeの特徴や使い方を解説
- BlazeStakeはMarinade Finance、Jitoに次ぐTVLを誇るリキッドステーキングプロトコル
- この記事を読めばBlazeStakeに関する悩みや疑問点を解消できる
BlazeStake(ブレイズステーク)とは?特徴や安全性
名称 | BlazeStake |
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サービスリリース | 2022年5月 |
TVL(総プール量) | 約4億6千万ドル(2024年5月現在) |
対応チェーン | Solana |
ガバナンストークン | BLZE |
公式サイト | https://solblaze.org/ |
公式Twitter | https://twitter.com/solblaze_org |
公式Discord | https://discord.com/invite/vWqbpdJWgE |
公式Telegram | https://t.me/+NALzapL0u5IwMGQx |
BlazeStake(ブレーズステーク)は、Solana(ソラナ)ブロックチェーン上で展開されるリキッドステーキングプロトコルです。リキッドステーキングとは、仮想通貨を分散型取引所(DEX)に預けて、貸し出しに相当する同等のトークンを受け取り、その受け取ったトークンをさらに運用できるシステムを指します。
BlazeStakeは、SolBlaze(ソルブレーズ)と呼ばれるSolanaエコシステム内で多様なサービスを提供しているプロジェクトの一環として機能しています。
2024年3月25日にSolBlazeは、X投稿でBlazeStakeでリキッドステーキングすればエアドロップがある可能性を示唆しています。BlazeStakeの活用とBLZEトークンの獲得で、エアドロップ支給額がブーストされる可能性もあります。
Solanaの中では、2023年末にJITOが行ったエアドロップが話題となりました。JITOに100ドルを預けたユーザーが1万ドル(約145万円)をもらえたのです。少額の投資で大きな利益を得られたユーザーが続出しました。
関連:Jito(ジト)とは?特徴や使い方を解説|ソラナのリキッドステーキングプロトコル
Solanaチェーン上のリキッドステーキングプトロコル
BlazeStakeは、Solanaチェーン上のリキッドステーキングプロトコルです。
Solanaはイーサリアムキラーとして年々存在感を増し続けているブロックチェーンの1つで、下記の特徴があります。
リキッドステーキングは、仮想通貨を預けても代わりに特別なトークンをもらえるため、資産を自由に使いながら収益を得られる方法
リキッドステーキングでは、仮想通貨を預けると代わりに引換証となるトークン(LST)をもらえる運用方法です。LSTは他のDeFiで運用できます。
リキッドステーキングプロトコルの人気の秘密としては、下記2点が挙げられます。
- 方法がシンプル
- 運用の幅が広がる
リキッドステーキングはイーサリアムなどのステーキング手法に比べて、シンプルかつ手軽な方法で仮想通貨を預けられます。特にBlazeStakeのリキッドステーキングの場合は、Solana上のプロトコルであるため、処理速度が速く手数料が安いのが魅力です。
また、従来のステーキングの場合は、預けると仮想通貨はロックされ使用できなくなりますが、リキッドステーキングの場合は代替トークンを受取可能である他、その代替トークンを別のDeFiで運用可能です。
自由かつ効率的に仮想通貨を運用できるので、リキッドステーキングプロトコルのTVL(総プール量)は上昇傾向です。
Marinade Finance、Jitoに次ぐTVL
BlazeStakeは、Solanaチェーンの中ではMarinade Finance、Jitoに次ぐTVLを誇ります。(2024年4月現在)
プロトコル名 | TVL |
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Marinade Finance | 1.869B |
Jito | 1.68B |
BlazeStake | 443.03M |
JPool | 60.48M |
Socean | 36.74M |
また、イーサリアムを含めたリキッドステーキング全体の順位は12位です。
BlazeStakeは、Solanaチェーンで3番目に大きなTVL(総ロック資産)を持ち、ユーザーの支持や信頼性が高いと言えます。全リキッドステーキング市場では12位にランクされており、Solanaだけでなく広範囲のブロックチェーンでも重要な存在です。BlazeStakeのポテンシャルと存在感は一定の評価ができると言えるでしょう。
Jitoのエアドロップは終了したので、次なるエアドロップとしては、MarginFiとBlazeStakeが狙い目かもしれません。
関連:仮想通貨エアドロップ一覧|やり方や受け取り方も解説
関連:Solana(ソラナ)チェーンエアドロップ戦略
利回りは約8%
BlazeStakeにおけるリキッドステーキングの利回りは約8%(2024年3月25日現在)で、以下はSolanaプラットフォーム上のリキッドステーキングプロトコル間のAPY(年間利回り)を比較した表です。BlazeStakeのAPYは、他のSolanaベースのリキッドステーキングプロトコルと比較しても、高い利回りを提供しています。
一般的に、リキッドステーキングは、レンディングや従来のステーキングに比べて高い利回りをもたらす傾向があります。これは、リキッドステーキングが柔軟性や代替トークンを通じた収益機会を提供するためで、これらの要因が高いAPYを実現する主要な理由となっています。
BlazeStakeなどのリキッドステーキングプロトコルを活用することで、ユーザーは自身の資産をより効果的に活用し、約8%の利回りを享受することが可能です。
プロトコル名 | APY(%) |
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Marinade Finance | 8.07 |
Jito | 8.14 |
BlazeStake | 7.99 |
JPool | 8.11 |
Socean | 6.69 |
カスタムリキッドステーキングが可能
BlazeStakeでは、通常のステーキングとは別に、バリデーターを選んでリキッドステーキングすることも可能です。BlazeStakeでは、ホワイトペーパーでこのバリデーターを自分で選ぶタイプのステーキングを「カスタムリキッドステーキング」と呼んでいます。
カスタムリキッドステーキング(CLS)は、通常のリキッドステーキングと違い、ユーザーが自分で選んだバリデーターに直接SOLを委任できます。つまり、ユーザーは自分のSOLがどのように管理されているかを把握可能です。
通常のステーキングと同様、委任されたSOLと同等のbSOLを受取可能なので、他の投資や取引に利用できます。
CLSを利用することで、ユーザーはより自由度の高いステーキング体験ができると言えるでしょう。
安全性が高い
BlazeStakeは、安全な非カストディアル方式のリキッドステーキングプロトコルです。
非カストディアル方式とは、ユーザーが自分の資産を直接管理する方法です。BlazeStakeでは、非カストディアル方式のプロトコルで、Solana Labsによって構築されており、3つの組織による監査を受けています。
つまり、ユーザーは自分の資金を完全管理できるという点で、安心してステーキングができると言えるでしょう。
BlazeStakeを利用する6つのメリット
BlazeStakeを利用するメリットは下記の6点です。
- リキッドステーキングにより受け取ったbSOLを運用できる
- カスタムリキッドステーキングができる
- bSOLを投票活動やエアドロップのアンロックに使用できる
- ステーキング解除方法を選択できる
- SolanaLabsの公式スマートコントラクトを使用している
- 紹介プログラムが充実している
順番に見ていきましょう。
リキッドステーキングにより受け取ったbSOLを運用できる
BlazeStakeでは、SOLのリキッドステーキングを行うとLST(引換証)トークンとしてbSOLを受取り可能です。このbSOLは運用可能なのが魅力です。たとえば、MarginFiやKaminoなどのレンディング(貸借)プラットフォームにサプライ(供給)すれば、利回りが稼げます。
- MarginFi
- KaminoFinance
Kaminoではポイント制を採用しているため、取引すればするほどポイントアップが見込めます。
Solana界隈のエアドロップ情報やKaminoについて詳しく知りたい人は、下記の記事も合わせて読んでみてください。
関連: Kamino Financeとは?特徴や使い方を解説|エアドロップ期待のソラナのDeFiプロトコル
関連: Solana(ソラナ)チェーンエアドロップ戦略
関連: 仮想通貨エアドロップ一覧|やり方や受け取り方も解説
BlazeStakeにSOLを預けておくと、定期的にガバナンズトークンのBlaze(BLZE)をもらえるのもお得と言えるでしょう。
カスタムリキッドステーキングができる
BlazeStakeでは、カスタムリキッドステーキングが可能です。ユーザーは自分で特定のバリデーターを選び、そのバリデーターに直接自分のSOLをステーク(投資)可能です。バリデーターの公式サイトをチェックすれば、自分の資産がどのように使われるかを把握できるのが魅力です。
ステークすると、SOLと同等の量のbSOLがウォレットに追加され、この比率は1:1で保持されます。資産の管理方法も通常のリキッドステーキング同様、シンプルかつ簡単な上にセキュリティも確保されるため、初心者でも安心してステーキングを始められます。
bSOLを投票活動やエアドロップのアンロックに使用できる
BlazeStakeで得たbSOLトークンは、報酬以外にも用途があります。たとえば、bSOLでソラナのプロジェクトに投票できる他、bSOLを保有すると、新しいトークンのエアドロップを受け取れる可能性があります、
つまり、bSOLを保有すれば投票活動を通して、ソラナの未来に影響を与えられます。
保有量に応じてさらに報酬を得られる可能性もあるでしょう。
ステーキング解除方法を選択できる
BlazeStakeでは、ステーキングしたSOLを引き出す際、二つの方法から選べます。
- 即時アンステーキング
- 遅延アンステーキング
「即時アンステーキング」では高い手数料で即座に引き出し可能ですが、「遅延アンステーキング」では低手数料でbSOLをステーキングアカウントに変換できます。ユーザーは自分のニーズに応じてベストな方法を選択できるのが利点です。
SolanaLabsの公式スマートコントラクトを使用している
BlazeStakeは安全かつ信頼性の高いリキッドステーキングプロトコルです。スマートコントラクトはSolana Labsによって開発され、Solana Labsのエンジニアや主要なエコシステム貢献者によって厳格にレビューされています。5つの異なる組織によって7回監査されており、安全性が保証されていると言えるでしょう。
その他、BlazeStakeは、紹介プログラムが充実しているのも魅力。他のユーザーを紹介すると、紹介されたユーザーのスコアの10%が紹介者のスコアに加算される仕組みもあります。
BlazeStakeのデメリット
BlazeStakeのデメリットについて解説します。
- ハッキングリスクがある
- 価格変動リスクがある
ハッキングリスクがある
前述したように、BlazeStakeは高度なセキュリティ対策を講じていますが、スマートコントラクトにバグや脆弱性があれば、ハッキングのリスクはゼロではありません。BlazeStakeだけではなく、一般にスマートコントラクトは、ソフトウェアの一種であるため、複雑なコードが含まれます。よって完全に安全だと断言はできません。
この脆弱性は、悪意のある攻撃者によって悪用される可能性があり、結果として投資する人は資産を失う危険性があります。事実、過去には多くのブロックチェーンプラットフォームやスマートコントラクトがハッキングに遭い、大規模な損失を被った事例が数多く報告されています。
時期 | プロトコル名(被害額) |
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2021年 | KyberSwap(約113億円) |
2022年 | Lodestar Finance(約9億円) |
2023年 | DAO Maker(約10億円) |
投資をする場合は、上記のようなリスクを十分理解し、自己のリスク許容度に応じて慎重に行動する必要があります。
「卵は1つのカゴに盛るな」という格言があるように、投資では分散管理が大事であると言えるでしょう。
価格変動リスクがある
これもBlazeStakeに限ったことではありませんが、仮想通貨には価格変動リスクがあります。SOLなどの価格が何らかの外的な要因で急激に変動する場合があり得ます。たとえば、2022年5月に起きたテラの大暴落や11月のFTX破綻騒動などで仮想通貨市場は軒並み低迷したことがあります。SOLの価格は大きくその影響を受けて、価値が大幅に下落しました。
この出来事は、BlazeStakeなどの仮想通貨ステーキングサービスの価格変動リスクがいかに大きいかを表しています。仮想通貨のステーキングでは、投資家は特定の通貨を一定期間ロックすることで報酬を得られますが、その期間中に通貨の価値が大幅に低下すると、得られる報酬の価値も同様に低下します。つまり、ステーキングで得られる報酬が予想以上に価値を失う可能性があるのです。
また、仮想通貨の価格は、政治的な出来事、経済の変動、規制の導入、技術的な進歩や問題など、さまざまなファンダメンタルズ(外部要因)によって影響を受けやすいです。予測が難しく、短期間で価格が大きく変動する場合ががあるので、注意が必要でしょう。
BlazeStakeの使い方(スマホ版)
BlazeStakeを使うまでの前準備
BlazeStakeで取引する前に、次の事前準備が必要です。
- 仮想通貨取引所の口座開設とSolanaの購入
- Solana専用ウォレットの作成
仮想通貨取引所で口座開設を行い、SOLを購入しましょう。下記の記事で詳しい開設方法や仮想通貨の購入方法を確認できます。
GMOコインでは出金手数料が無料な点が魅力です。取扱い銘柄も豊富なので、海外仮想通貨取引所への送金で手数料を節約したい人にはおすすめです。
BlazeStakeを利用するには、Solanaチェーンに対応するウォレットが必要です。Solana対応ウォレットは、PhantomウォレットもしくはBackpacskウォレットがおすすめです。
それぞれのセットアップの方法は以下の記事を参照しましょう。
関連:【スマホ版】PhantomWalletの始め方や使い方を図解で徹底解説!
関連:Backpackとは?特徴や使い方を解説【仮想通貨ウォレット】
BlazeStakeでステーキングする方法
次に、BlazeStakeでステーキングする方法を解説します。主な流れは以下の通りです。
- ウォレットを接続
- ステーキングを行う
順番に解説していきます。
ウォレットを起動し、画面下側の①をタップし、アドレス欄②「SolBlaze」を入力します。BlazeStake公式サイトが表示されるのでタップして開きましょう。次に利用規約に同意を求められる同意の③をタップします。次に右上の④をタップし、ウォレットを接続します。
ウォレットの選択を求められるので、今回は⑤をタップします。PhantomWalletを利用している人はそちらをタップしましょう。承認を求められられるので、⑥→⑦の順でタップしてください。
⑧に預けるSolの数量を入力、Stakeをタップします。再度承認を求められるので、⑨をタップすればステーキングは完了です。
BlazeStakeでステーキングを解除する方法
BlazeStakeでステーキングを解除する方法の手順は以下の通りです。
- ウォレットと接続
- アンステーキングを行う
順番に解説していきます。
ウォレットを起動し、画面下側の①をタップし、アドレス欄②「SolBlaze」を入力します。BlazeStake公式サイトが表示されるのでタップして開きましょう。次に利用規約に同意を求められる同意の③をタップします。次に右上の④をタップし、ウォレットを接続します。
ウォレットの選択を求められるので、今回は⑤をタップします。PhantomWalletを利用している人はそちらをタップしましょう。承認を求められられるので、⑥Approveし、⑦の箇所でUnstakeを選びます。
①の箇所で、Unstake(Instant)もしくはUnstake(Delayed)を選択します。②で解除するSOLの数量を入力し、下のUnstakeをタップしましょう。トランザクションの確認画面が表示されるので、③Approveをタップしてください。これでステーキング解除は完了です。
BlazeStakeのよくある質問(Q&A)
- リキッドステーキングとは何ですか?
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仮想通貨を預けると代わりに引換証となるトークン(LST)をもらえる運用方法です。LSTは他のDeFiで運用できます。
- bSOLはどのような運用方法がありますか?
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レンディングや流動性提供などで利用できます。
- SolBlazeとは何ですか?
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SolBlazeとは、Solanaのエコシステム上にあり様々なサービスを提供するプラットフォームです。
BlazeStakeは、SolBlazeのステーキングサービス部門と言えます。BlazeStake以外には、BlazeRewards(Solanaで投資して報酬をもらうプログラムやSOL Faucet(ゲームプレイでSolanaをもらえるサービス)、Token Minter(自分のデジタルトークンを作る機能)など様々なサービスがあります。
- エアドロップの可能性はありますか?
-
エアドロップが行われる可能性はあります。公式Xでは、BlazeStakeでリキッドステーキングしてbSOLを獲得すると、BLZEのエアドロップなどのブーストがある可能性を示唆しています。
まとめ
本記事では、BlazeStakeのリキッドステーキング機能について解説しました。
- BlazeStakeはSolana上に構築されているリキッドステーキングプロトコル
- MarginFi、Jitoに次ぐTVL
- bSOLを使用して、MarginFiやKaminoで運用可能
BlazeStakeでリキッドステーキングする場合の利回りは約8%と高いのが魅力です。BlazeStakeにSOLを預けておくと、定期的にガバナンズトークンのBlaze(BLZE)をもらえるのもお得と言えるでしょう。
本記事を参考にして、BlazeStakeのリキッドステーキングを始めとするDeFi運用を始めてみましょう!
参考文献
- SolBlaze公式サイト:https://solblaze.org/
- BlazeStake:https://stake.solblaze.org/
- 公式Twitter:https://twitter.com/solblaze_org
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