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小倉競馬場ダート1700mの特徴と傾向まとめ|攻略法も一挙公開

小倉競馬場ダート1700mの特徴と傾向まとめ|攻略法も一挙公開
ジナケイバ公式ライン
この記事をざっくり言うと…
  • 小倉競馬場ダート1700mがどんなコースか分かる!
  • 8つの傾向データを紹介
  • 小倉競馬場ダート1700mで買うべき馬・消すべき馬が分かる!

今回紹介するのは、小倉競馬場ダート1700mの特徴と傾向です。

ローカル競馬場らしい小回りコースですが、高低差もしっかりあるので、単なるスピード決着では終わらない仕様。特徴をしっかりと把握して、馬券的中につなげていきましょう。

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目次

小倉競馬場ダート1700mの概要・特徴

小倉競馬場ダート1700mコース図

小倉競馬場ダート1700mのコース概要や特徴は以下の通りです。

コース概要

小倉競馬場ダート1700mはスタンド前右手の4コーナー出口付近からスタート。まずは1コーナーまで343mの直線を走破します。1コーナーに入ると2コーナーにかけては上り勾配。ダートコースの高低差は2.9mあり、2コーナーを出る前に最頂部を通過します。向正面の途中からは平坦。そして、スパーラルカーブとなっている3、4コーナーへと入っていきます。

最後の直線は291mで、残り400mから高低差0.6mとわずかではあるものの上り勾配。スタミナも要求される中距離戦では、この微妙な高低差が影響し、ゴール前で着順が入れ替わる可能性を秘めています。

レコードタイム

小倉競馬場ダート1700mmのレコードタイムを見てみましょう。

小倉ダート1700mタイム性齢馬名記録年月日
2歳レコード1;44.3牡2ヤマニンウルス2022年8月20日
3歳以上レコード1;40.9牡4メイショウカズサ2021年7月11日

2歳レコードはヤマニンウルスが2022年8月の新馬戦でマーク。今村聖奈騎手が手綱を取り、後続を4秒3ぶっちぎる衝撃のデビュー戦となりました。その後、8カ月間をはさんで2023年4月に京都の1勝クラスに登場。ここでも2着に1秒差をつけてゴールインしました。2戦目で騎乗した武豊騎手は「和製フライトラインになってほしい」と米国の名馬を引き合いに出して期待を寄せており、小倉ダート1700mで巣立った馬が、大きくはばたく可能性があります。

3歳以上のレコードホルダーはメイショウカズサ。例年は中京競馬場で行われるGⅢプロキオンSが、JRAの日程調整で2021、2022年は小倉を舞台に行われており、メイショウカズサは2021年のプロキオンSでレコード勝ちとともに重賞初制覇を成し遂げました。同馬はこの年、交流重賞の白山大賞典や浦和記念も優勝し、充実のシーズンを送っています。

平均タイムとラップ

次に示すのは小倉競馬場ダート1700mの過去5年間の平均タイムです。

R数タイム前3F後3F後/前
新馬41;47.637.638.6103
2歳未勝利41;46.636.538.7106
3歳未勝利1391;46.636.638.5105
3歳1勝91;45.535.738.4108
1勝1191;45.336.337.9104
2勝511;44.836.337.5103
3勝171;43.736.037.1103
OP・重賞101;43.535.737.3104

ハイペース傾向が顕著に表れています。最後の直線距離が短く、先行馬に有利なコース形態。スタート直後から前々の位置を狙うポジション争いも激しく、これがテンのタイムを速くさせているようです。

小倉競馬場ダート1700mで行われる重賞レース一覧

小倉競馬場ダート1700mで行われる重賞レース一覧

小倉競馬場ダート1700mでは重賞レースは行われていません。ただ、レコードタイムの欄に記した通り、2021、2022年にGⅢのプロキオンSの舞台となりました。例年は中京競馬場で行われるレースですが、京都競馬場が改修工事していた関係でJRAが日程調整。この2年間のみ、プロキオンSの開催を小倉に移したものです。

なお、小倉競馬場ダート1700mでのオープン競走は例年、門司S、阿蘇Sの2レースが行われています。

小倉競馬場ダート1700mの傾向データ

小倉競馬場ダート1700mの傾向データ

ここからは小倉競馬場ダート1700m過去5年間のデータを紹介します。8項目にわたって分析していきますので、馬券の参考にしてください。

人気別

人気勝率連対複勝単回複回
130.947.357.57978
221.538.850.19383
312.526.640.87479
47.418.132.05474
55.915.925.26080
65.114.222.77277
75.411.919.89491
83.48.514.07773
92.35.58.75861
10~1.02.55.36671

1、2番人気は信頼を置きやすい数値になっています。4番人気以下は勝率が目に見えて落ちますが、連対、複勝率を見ると8番人気あたりまでは常に食い込みを警戒しなければならない数値。荒れる可能性は十分に秘めています。

枠順別

勝率連対複勝単回複回
16.416.123.48087
26.214.321.27571
36.612.819.45169
46.814.421.48676
57.913.920.58884
69.215.922.98274
75.211.417.62971
86.612.219.37770

6枠の勝率の良さが目立ちます。逆に物足りなさを感じるのは7枠小倉競馬場ダート1000mは序盤から先行争いが激しくなる傾向があり、内々に包まれやすくなる1、2枠や、コースロスがある外枠より、中枠の方がスムーズにレースを運べるのかもしれません。

ただ、連対、複勝率も合わせてみると、大きな差を感じるほどではありません。枠順に関しては迷った時だけ、6枠重視、7枠軽視を思い出すようなスタイルでいいでしょう。

脚質別

脚質勝率連対複勝単回複回
逃げ18.732.541.7156143
先行16.833.047.8146147
差し3.48.114.24867
追込0.30.71.849
捲り18.837.650.6419189

小倉競馬場ダート1700mでは逃げ、先行馬の良績が目立ちます。回収率を見ても、馬券は差し、追い込み馬以外を買っていれば儲かる計算。レースは序盤から前々でのポジション争いが激しい傾向にありますが、ジョッキーも先行有利を意識しているからこそでしょう。

気を付けなければならないのは捲り。小倉競馬場は最後の直線が短いので、差し、追い込み馬が早めの仕掛けで動いてくることがあります。捲りは騎手の咄嗟の判断で打って出ることが多いので、事前のマークは難しいですが、勝率は逃げ、先行を上回っているので無視もできません。序盤は後方待機でレースを進めるタイプでも、捲り実績があったり、長くいい脚を使えるタイプは押さえが必要でしょう。

種牡馬別

種牡馬勝率連対複勝単回複回
オルフェーヴル14.724.131.012589
ドレフォン13.318.328.36661
ネオユニヴァース13.215.122.626897
パイロ13.125.230.886106
シニスターミニスター11.912.919.813379
ハーツクライ10.618.120.29663
キングカメハメハ9.820.526.823687
キズナ9.415.622.97364
ルーラーシップ8.913.320.69260
ゴールドアリュール8.213.419.48471

小倉競馬場ダートでのオルフェーブル産駒は1700mだけではなく、1000m、2400mでも良績が目立ちます。オルフェーブルは現役時代の2011年に3冠を制覇。さらに有馬記念、宝塚記念優勝や、フランスGI凱旋門賞2着がある名馬中の名馬です。キャリアの中ではダート、そして小倉競馬場の出走歴もゼロですが、そこで産駒が活躍しているというのは興味深いものがあります。

父系統別

系統勝率連対複勝単回複回
ナスルーラ系8.815.522.611898
ネイティヴダンサー系6.914.020.77374
ロイヤルチャージャー系6.813.519.87069
ニアークティック系6.414.122.04380

ナスルーラ系は他系統と比べて出走歴が少ないものの、成績は頭一つリードしています。種牡馬別の表で紹介している10頭の中では、パイロ、シニスターミニスターがナスルーラ系ですので頭に入れておいてください。ちなみにオルフェーブルはロイヤルチャージャー系です。

騎手別

騎手名勝率連対複勝単回複回
川田将雅32.754.560.011390
松山弘平17.122.933.69781
武豊16.733.340.76983
吉田隼人15.231.339.34872
浜中俊15.127.037.3113105
藤岡佑介13.721.631.470101
横山和生12.817.928.24958
藤岡康太12.019.334.311096
泉谷楓真11.325.833.910595
小沢大仁10.018.622.97681

川田将雅騎手が勝率3割超え。連対、複勝率も優秀で、最低でも押さえでは買うべき、というレベルです。浜中俊騎手は単勝、複勝回収率が100%を超えているので、追い続けると好配当をプレゼントしてくれるかもしれません。

調教師別

調教師名勝率連対複勝単回複回
中内田充正29.637.037.018184
南井克巳17.835.642.26885
寺島良17.027.729.812886
角田晃一15.325.433.9140104
中竹和也13.514.923.020795
矢作芳人12.722.230.210899
大久保龍志12.120.722.48250
武幸四郎11.130.239.73889
松永幹夫11.119.023.84744
大根田裕之9.520.327.90141142

リーディング上位常連の中内田充正調教師は中央場所で脚光を浴びることの多いトレーナーですが、ローカルでもしっかり管理馬が活躍。騎手時代に名馬ナリタブライアンとコンビを組んでいた南井克巳調教師も存在感を示しています。

厩舎別

厩舎名勝率連対複勝単回複回
栗東7.515.222.47078
美浦3.15.910.67659

栗東組と美浦組の成績がダブルスコア以上に差がついています。単勝の回収率は美浦が上回っているものの、中心視すべきは迷わず関西馬でいいでしょう。

小倉競馬場ダート1700mの傾向・データまとめ

ここまでデータを使って小倉競馬場ダート1700mの傾向を紹介してきました。

特に重要だと感じたポイントは以下の通りです。

小倉競馬場ダート1700m傾向・データまとめ
  • 上位人気は信頼できるが、8番人気くらいまで食い込み警戒
  • 6枠の成績が優秀
  • 7枠がいまひとつ
  • 逃げ、先行馬が優位
  • 差し、追い込み勢は軽視も捲り戦法に注意
  • オルフェーヴル産駒に注目。ナスルーラ系も勝率高し
  • 川田将雅騎手は必ず押さえたい
  • 調教師では中内田充正、南井克巳師に注目
  • 関西馬が関東馬を圧倒

小倉競馬場ダート1700mの攻略方法

小倉競馬場ダート1700mの攻略方法

ここからは小倉競馬場ダート1700mの傾向とデータを深堀りし、買うべき馬、割り引きが必要な馬のタイプを紹介していきます。

データから見るここが買い

小倉競馬場ダート1700mに川田将雅騎手が参戦していれば迷わず買いでいいと思います。勝率、連対率、複勝率が優秀なのはもちろん、単勝回収率も100%超え。人気馬に乗る機会の多い川田将雅騎手を狙っても、買い目を相当絞らなければプラス収支にならないのは多々ありますが、小倉競馬場ダート1700mでは川田将雅騎手を追い続けるとプラスになる数少ない環境です。

川田将雅騎手は小倉ダートの1000mや2400mでも良績を残しています。佐賀県の出身で父親は佐賀競馬の川田孝好調教師。川田将雅騎手にとって小倉は故郷凱旋のようなものですし、勝負へのエネルギーは一層湧き出ているのかもしれません。とにかく、川田将雅騎手の小倉ダート参戦は見逃さないようにしましょう。

データから見るここが割引

2012年から2022年まで11年連続でリーディングサイアーを手にしているディープインパクトですが、小倉競馬場ダート1700mの過去5年を見ると勝率8.0%、連対率11.5%、複勝率19.5%と物足りないものとなっています。単勝回収率は60%。ディープインパクト産駒は人気になりやすいので、もともと配当的な妙味はありませんし、信頼度が落ちる小倉競馬場ダート1700mでは、馬券検討から外してもよさそうです。

2022年のリーディングサイヤー上位組では、種牡馬別の表で示されている通り、ハーツクライやキズナは健闘していますが、ディープインパクトの他、ロードカナロア(勝率7.4%)とドゥラメンテ(勝率7.7%)も苦戦気味。GIなどの大舞台での産駒の活躍が目立つ人気種牡馬でも、コース相性には気を配った方がいいでしょう。

データの裏を狙う

小倉競馬場ダート1700mでの1、2番人気の成績はまずまずですが、3番人気を合わせても勝率は60%を少し超える程度。人気別のデータで注目したいのは4番人気以下。勝率は1~3番人気と比べて大きな開きはありますが、4~7番人気までの数字は拮抗しており、4~9番人気までを合わせると勝率は30%を超えています。つまり3回に1回は単勝で好配当を得られるということ。単勝平均配当を含めた過去5年の人気別成績を見てください。

小倉競馬場ダート1700m人気別の勝率、回収率、平均配当(過去5年)

人気勝率単勝回収率単勝平均配当
130.979257
221.593433
312.574602
47.454736
55.9601012
65.1721418
75.4941747
83.4772278
92.3582518
10~1.0666523

データ買いするなら4~9番人気の単勝買いをするのも一考でしょう。単勝平均配当は736~2518円。配当的な妙味が薄い1~3番人気と、勝率1.0%で現実味のない10番人気以下を切ると、6頭分の単勝購入となりますから、プラス収支が見込める計算です。小倉競馬場ダート1700mの馬券検討で、1~3番人気の信頼度がいまひとつと判断したなら、4~9番人気の単勝を買う選択をするのはアリでしょう。

開催時期や馬場状態によって狙える穴馬・危険な人気馬

開催時期や馬場状態によって狙える穴馬・危険な人気馬

小倉競馬は例年、正月明けの冬場と8月前後の夏場に開催されます。夏開催は猛暑の中でのレースとなりますが、そこで思い出す競馬の格言が「夏は牝馬」。馬は暑さに弱い動物として知られる中、夏場は牝馬の好走例が多いことを示すものですが、小倉競馬場ダート1700mでの夏開催はどうなのか調べてみましたのでご覧ください。

小倉競馬場ダート1700mの性別成績(過去5年)

性別勝率連対複勝単回複回
牡・騙6.913.821.09081
5.511.215.35163

夏の小倉競馬場ダート1700mでは牝馬が苦戦しています。芝、ダートすべての距離を合わせた夏の小倉競馬を見てみると、牡・騙馬の勝率7.2%に対し、牝馬は8.0%。全体的には「夏は牝馬」が当てはまるのですが、小倉競馬場ダート1700mと、芝2600mに限っては、牝馬が劣勢となっています。

理由付けは難しいところですが、小倉競馬場ダート1700mで「夏は牝馬」という格言は当てはまらないことを覚えておいてください。

小倉競馬場ダート1700mまとめ

小倉競馬場ダート1700mの攻略ポイントのまとめは以下の通りです。

小倉競馬場ダート1700mまとめ
  • 上位人気は信頼できるが配当的妙味が薄い。
  • 面白いのは4~9番人気の単勝買い
  • 6枠の成績が優秀
  • 7枠がいまひとつ
  • 逃げ、先行馬が優位
  • 差し、追い込み勢は軽視も捲り戦法に注意
  • オルフェーヴル産駒に注目。ナスルーラ系も勝率高し
  • ディープインパクト産駒は苦戦気味
  • 川田将雅騎手は必ず押さえたい
  • 調教師では中内田充正、南井克巳師に注目
  • 関西馬が関東馬を圧倒
  • 「夏は牝馬」は当てはまらない

この記事が馬券検討の材料になればうれしいです。

それでは、よき競馬ライフを!

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参考文献

小倉競馬場コース一覧

芝1000m芝1200m芝1700m芝1800m
芝2000m芝2600mダート1000mダート1700m
ダート2400m
ジナケイバ公式ライン
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この記事を書いた人

初めて競馬を見たのはオグリキャップが奇跡のラストランを見せた1990年有馬記念。JRAだけではなく地方競馬も長年見続けています。

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