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函館競馬場ダート1000mの特徴と傾向まとめ|攻略法も一挙公開

函館競馬場ダート1000mコースデータと傾向、攻略方法を解説
ジナケイバ公式ライン
この記事をざっくり言うと…
  • 函館競馬場ダート1000mがどんなコースか分かる!
  • 8つの傾向データを紹介
  • 函館競馬場ダート1000mで買うべき馬・消すべき馬が分かる!

今回紹介するのは、函館競馬場ダート1000mの特徴と傾向です。

1分弱の決着となることが多い函館競馬場ダート1000m。出走馬はスタートから全速力で飛ばして、ゴールを目指していきます。とにかくスピード勝負となることが多い印象ですが、その他にも数字に表れているコース特徴をしっかり見ていきましょう。

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目次

函館競馬場ダート1000mの概要・特徴

函館競馬場だーと1000mコース図

函館競馬場ダート1000mのコース概要や特徴は以下の通りです。

コース概要

函館競馬場ダート1000mは、向正面左側の2コーナー出口付近からスタート。最初のコーナーとなる3コーナーまでの直線距離は366mで上り勾配になっています。3、4コーナーはスパイラルカーブ。カーブの中間あたりからは下り坂となります。

スパイラルカーブ

3コーナーのカーブ入口は緩やかな角度で、各馬はあまり減速せずにコーナーを回ることができる。ただ逆に出口となる4コーナーは角度をきつく設定。ここで馬たちはスピードをかなり落とす必要がある。最後の直線で再びギアを上げることになるので、勝敗のカギは瞬発力になることが多い。スピードを落とせなかった馬は外に振られるため、馬群がバラけやすくなるという特徴もある。小回りコースとなっているJRAのローカル競馬場や、地方競馬の開催場は先行有利の単調なレースになりやすいため、差し、追い込み勢の不利を緩和するために採用しているところが多い。

最後の直線は260mで、これはJRA全10場の中で最も短い設定。4コーナー出口から少し走ったところで下り坂は終わり、平坦となるゴール付近で出走馬は最後の力を振り絞ります。

レコードタイム

函館競馬場ダート1000mのレコードタイムを見てみましょう。

函館ダート1000mタイム性齢馬名記録年月日
2歳レコード58.5牡2ルーチェドーロ2020年6月27日
3歳以上レコード57.7牡3エピグラフ2000年7月23日

2歳レコードは2020年6月にルーチェドーロが新馬戦でマークしました。不良馬場で時計も出やすい条件だったようですが、その後はGI全日本2歳優駿3着や、オープンの端午S勝ちなどで能力の高さを証明。地方転厩後も交流重賞に顔を出し、2023年のGⅢかきつばた記念では掲示板入りの4着と、地力のあるところを見せています。

3歳以上のレコードは、エピグラフの勝ち時計が20年以上破られていません。2000年の900万下(現2勝クラス)特別の七重浜特別で達成されたもので、その後はダートだけでなく、芝でもスピードを発揮。2002年には芝のスプリントGI、高松宮記念にも出走(15着)しています。

平均タイムとラップ

次に示すのは函館競馬場ダート1000mの過去5年間の平均タイムです。

R数タイム前3F後3F後/前
新馬91;00.035.936.1101
2歳未勝利659.634.836.5105
3歳未勝利1059.534.936.4104
1勝1458.834.435.9104
2勝658.334.335.5103

電撃の5ハロン戦だけに、各馬はテンから飛ばしているようです。スタート直後から上り坂。3、4コーナー中間付近の坂の頂上から後は下りになるので、陣営のほとんどは上り坂に全力を注いで、最後は馬の粘りに期待する、という感じでレースに臨んでいるものと思われます。

函館競馬場ダート1000mで行われる重賞レース一覧

函館競馬場ダート1000mで行われる重賞レース一覧

函館競馬場ダート1000mで重賞戦は行われていません。近年は新馬、2歳未勝利、3歳未勝利、1勝クラス、2勝クラスで施行。特に3歳未勝利、1勝クラスのレースが多く組まれています。なお、1994年には、函館競馬場の芝改修工事が行われた関係で、GⅢ函館3歳S(現函館2歳S)がダート1000mで行われました。

函館競馬場ダート1000mの傾向データ

函館競馬場ダート1000mの傾向データ

ここからは函館競馬場ダート1000m過去5年間のデータを紹介します。8項目にわたって分析していきますので、馬券の参考にしてください。

人気別

人気勝率連対複勝単回複回
139.457.674.79996
219.241.456.66887
311.130.344.46980
47.119.233.35870
56.115.227.37981
67.116.324.512098
76.19.215.311757
80.01.06.3029
90.02.24.5029
10~1.73.46.018788

1番人気が圧倒的な力を示しています。勝率はほぼ4割。複勝率は7割超えなので、信頼度は抜群ですが、気になるのが10番人気以下の数値。単勝回収率はなんと100%を超えています。堅く収まる傾向にある函館競馬場ダート1000m。しかし、大波乱も警戒する必要があります。

枠順別

勝率連対複勝単回複回
17.117.323.56394
212.223.530.666122
310.025.035.04086
46.89.111.43019
510.422.927.1191132
67.310.916.45347
71.810.521.1548
810.018.330.07785

2、3枠の成績が良く、傾向は内枠有利。1枠の数字がやや物足りないのは、各馬がテンから飛ばす傾向にあるので、スタートで後手に回ると内々で包まれがちになるのが影響していると思われます。

5枠に良績があるのも、展開が激しくなる分、内外の動きを見ながら進められるのがプラスに向いているのでしょう。8枠はコースロスがあるとはいえ、馬群に揉まれるリスクは少なく、まずまずの数値となっているのはうなずけます。

脚質別

脚質勝率連対複勝単回複回
逃げ39.459.669.7233158
先行14.431.548.5204135
差し3.28.415.13348
追込0.00.03.4013

函館競馬場ダート1000mは逃げ馬には逆らえない数値となっています。単勝回収率は200%超えですから、迷わずに狙っていいでしょう。先行馬の数字もまずまずなのでマークは必要ですが、差し勢は押さえまで。追い込み勢は連対率もゼロですから、馬券の検討材料から外して問題ないでしょう

種牡馬別

種牡馬勝率連対複勝単回複回
リーチザクラウン66.766.7100.01233266
マクフィ50.050.083.3135128
ドレフォン42.957.171.4327162
ストリートセンス40.060.080.0188128
リアルインパクト40.040.060.0114130
カレンブラックヒル23.138.538.51216255
ロージズインメイ22.244.455.68087
ノヴェリスト22.222.222.27736
パイロ20.035.050.019695
ヘニーヒューズ17.430.430.47251

リーチザクラウン産駒は短距離に良績のある馬が多く、芝、ダートも問わない印象ですが、特に函館ダート1000mとの相性は良いのでしょう。サイアーランキング上位組ではヘニーヒューズ産駒が活躍しており、過去5年間に出走した延べ46頭のうち、8頭が白星をマークしています。

父系統別

系統勝率連対複勝単回複回
ニアークティック系12.622.729.58190
ナスルーラ系11.920.225.79848
ネイティヴダンサー系8.319.932.011894

ニアークティック系の勝率が良く、連対、複勝率もまずまず。ただ、回収率的に見ると、ネイティブダンサー系が人気薄であれば狙い目となります。

騎手別

騎手名勝率連対複勝単回複回
横山武史22.432.742.910173
池添謙一21.439.350.09378
岩田康誠18.434.247.417191
小林凌大18.222.727.37453
団野大成17.629.435.367108
藤岡佑介17.439.156.57692
吉田隼人16.129.035.59685
藤岡康太15.035.045.05589
古川吉洋13.021.721.73768
横山和生12.919.429.0157134

横山武史騎手が好成績を残しています。普段はあまり好配当を望めない人気ジョッキーですが、函館ダート1000mでは100%以上の単勝回収率を残してるのは魅力。実兄の横山和生騎手も数字はまずまずで、単勝回収率は武史騎手を上回っています。函館ダート1000mでは横山兄弟を積極的に狙っていきましょう

調教師別

調教師名勝率連対複勝単回複回
堀宣行66.7100.0100.0150133
矢作芳人66.766.766.721683
新開幸一41.750.050.0395147
茶木太樹40.060.0100.0134158
庄野靖志40.040.040.014058
手塚貴久40.040.040.014058
尾形和幸33.333.341.7430124
小島茂之33.333.333.33113516
和田正一郎33.333.333.31183195
松永昌博25.037.537.57055

堀宣行、矢作芳人調教師の管理馬が活躍しています。重賞での好成績が目立つ両調教師ですが、ローカル開催でもしっかりと結果残しているあたりは、さすがリーディングトレーナーの上位常連です。小島茂之調教師の単勝回収率は3113%と驚異の数字をマーク。北海道シリーズに強いトレーナーの一人なので覚えておいてください。

所属トレセン別

厩舎名勝率連対複勝単回複回
栗東10.724.434.45476
美浦7.713.321.512172

勝率、連対率、複勝率は栗東組が美浦組に差をつけていますが、美浦組を追い続けるとプラス収支になります。調教師別の表で紹介した中では堀宣行、新開幸一、手塚貴久、小島茂之、和田正一郎調教師が美浦所属なので、この5人に狙いを定めて馬券を買うのもアリでしょう。

函館競馬場ダート1000mの傾向・データまとめ

ここまでデータを使って函館競馬場ダート1000mの傾向を紹介してきました。

特に重要だと感じたポイントは以下の通りです。

函館競馬場ダート1000m傾向・データまとめ
  • 1番人気が活躍も、10番人気を買い続けるとプラス収支
  • 2、3、5,8枠が強め
  • 1枠は割り引き
  • 逃げ馬が断然。先行馬もまずまず
  • 追い込み馬は切っていい
  • 種牡馬ではリーチザクラウン、ヘニーヒューズをマーク
  • 騎手買いなら横山兄弟
  • 関西馬が優位も、回収率なら関東馬

函館競馬場ダート1000mの攻略方法

函館競馬場ダート1000mの攻略方法

ここからは函館競馬場ダート1000mの傾向とデータを深堀りし、買うべき馬、割り引きが必要な馬のタイプを紹介していきます。

データから見るここが買い

函館競馬場ダート1000mでは逃げ馬に逆らわない方がいいでしょう。勝率は約4割、複勝率は約7割。やはり電撃戦ですから、ダッシュ力のある馬がそのまま押し切るケースが多いようです。逃げ馬を見ながらレースを進める先行馬の成績はまずまずですが、中団、後方待機組は数字的にもほとんど勝つ可能性がありません。馬券は逃げタイプを中心に、前々で運ぶ馬で決着するとみていいでしょう。

データから見るここが割引

函館競馬場ダート1000mは1枠が買いづらいデータが出ています。1000mの電撃戦だけに、コースロスが少ない1枠は優位に働くはずですし、数字も大きく劣っているわけではありませんが、2、3枠とは成績の差が顕著。最内枠はダッシュがつかないと内々に包まれやすく、さらにダート戦では馬群の中でレースを進めると、砂をかぶり続けながら走ることになるのも影響していると思われます。

回収率も低調で追う魅力はありません。1枠はあくまで押さえとした方が良さそうです。

データの裏を狙う

函館競馬場ダート1000mでは、1番人気の信頼度が抜群です。しかし、10番人気以下の馬が過去4年間に4勝。単勝回収率が187%と、人気薄も追い続けると儲かる計算になるのは気になるところです。荒れる場合はどのようなケースなのか、一つの目安となりそうなデータは以下の通り。単勝の配当が2000円以上ついた場合の出走頭数です。

函館競馬場ダート1000mで単勝配当2000円以上のレース(過去5年)

頭数全レース単勝2000円のレース確率
7頭400.0
8頭1400.0
9頭1700.0
10頭2229.1
11頭1600.0
12頭42561.4

7~9頭と、11頭立ては単勝配当が2000円以上ついたレースは1度もありませんでした。これらの頭数では荒れる可能性はほとんどないとみて、1番人気を信頼するスタイルでいいのではないでしょうか。10頭立てとフルゲートの12頭立ての時は、どちらもわずかですが大荒れとなる可能性を探った方がいいでしょう。

開催時期や馬場状態によって狙える穴馬・危険な人気馬

開催時期や馬場状態によって狙える穴馬・危険な人気馬

枠順別では2、3、5、8枠の数値が強い函館競馬場ダート1000m。馬場が湿った時のデータを見てみると、8枠が大きく数字を伸ばしていました。

函館競馬場ダート1000m稍重~不良馬場の過去5年枠順別成績

勝率連対複勝単回複回
19.415.615.612150
215.227.336.410597
33.012.121.2627
46.112.118.22066
53.412.122.41058
66.915.529.323134
79.818.024.67949
816.928.840.7473159

1000mの短距離戦は各馬が序盤から飛ばすので、ゴチャつきやすい展開になりがちです。1枠の割り引き理由でも説明していますが、コースが湿った状態だと、馬群が固まりやすい内めを走る馬たちは泥をかぶりながらのレースになるリスクが大。その点、外枠は揉まれるリスクが少ないので、天候による馬場の悪化は内めの枠と比べて大きなアドバンテーになっている可能性があります。雨が降ったら8枠優位と、覚えておけばいいでしょう。

函館競馬場ダート1000mまとめ

函館競馬場ダート1000mの攻略ポイントのまとめは以下の通りです。

函館競馬場ダート1000mまとめ
  • 1番人気の信頼度は高い
  • 10頭立て、フルゲート12頭立ては大荒れの可能性を残す
  • 2、3、5、8枠が強い。馬場が湿ると8枠がさらに有利
  • 1枠は割り引き
  • 逃げ馬の成績断然、先行馬もまずまず
  • 追い込み馬は切っていい
  • 騎手買いなら横山兄弟
  • 種牡馬ではノヴェリスト、オルフェーヴルに注目
  • 関西馬狙いも、回収率は関東馬

この記事が馬券検討の材料になればうれしいです。

それでは、よき競馬ライフを!

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参考文献

函館競馬場コース一覧

芝1000m芝1200m芝1800m芝2000m
芝2600m
ダート1000mダート1700mダート2400m
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この記事を書いた人

初めて競馬を見たのはオグリキャップが奇跡のラストランを見せた1990年有馬記念。JRAだけではなく地方競馬も長年見続けています。

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