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中山競馬場芝1600mの特徴と傾向まとめ|攻略法も一挙公開

中山競馬場芝1600mコースの特徴と傾向・攻略方法
ジナケイバ公式ライン
この記事をざっくり言うと…
  • 中山競馬場芝1600mがどんなコースか分かる!
  • 8つの傾向データを紹介
  • 中山競馬場芝1600mで買うべき馬・消すべき馬が分かる!

今回紹介するのは、中山競馬場芝1600mの特徴と傾向です。

中山の芝1600mといえば、GI前哨戦と言われるGⅡニュージーランドトロフィーや、GⅢ京成杯オータムハンデなどの舞台としてファンを熱狂させてきました。

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目次

中山競馬場芝1600mの概要・特徴

中山競馬場芝1600mコース図

一般レースも数多く組まれており、「内枠有利」「逃げ馬に注意」といった馬券術があると言われている中山芝1600m。

過去のデータをじっくりと検証してみます。

コース概要

中山競馬場の芝コースは内回りと、外回りの2つがあり、芝1600mは外回りコースを使用。スタートは1コーナー横のポケット地点からとなります。最後の直線は310m。JRAのメーン開催場である東京、京都、阪神と比べると最も短いレイアウトとなっています。また高低差は5.3m。こちらはJRA全10場の中で最も起伏差があり、ゴール前には高低差2.2mとなる急坂も設けられています。

中山競馬場は直線が短いことから小回りコースの印象を持たれることも多いようですが、高低差や起伏の面からも見た目より厳しいコースと言えるでしょう。戦う馬たちにもスピードだけではなく、タフさが要求されそうです。

レコードタイム

中山競馬場芝1600mタイム性齢馬名記録年月日
2歳レコード1:33.1牝2キャットファイト2023年9月9日
3歳以上レコード1:30.3牡4トロワゼトワル2019年9月8日
2023年12月31日終了時点

2023年のキャットファイトによる2歳レコードは1勝クラスのアスター賞でマークされたものです。東京での新馬戦で6着に敗れた後、新潟の未勝利戦で勝ち上がり。デビュー3戦目での快走でした。デビューから一貫して芝1600mを使われており、陣営による距離適性の見極めの早さが形になったと言えるでしょう。

3歳以上のレコードは2019年のGⅢ京成杯オータムハンデでトロワゼトワルがマーク。52キロの軽量を生かして逃げ切っています。同馬は翌年の京成杯オータムハンデでも2番手から抜け出して連覇を達成しました。

平均タイムとラップ

クラスR数平均タイム前3F後3F後/前
2歳新馬401:36.836.735.496
2歳未勝利391:35.335.435.8101
2歳1勝151:35.336.034.997
3歳新馬101:36.336.035.899
3歳未勝利441:35.735.636.0101
3歳1勝251:34.935.735.499
3歳OP・重賞201:34.335.035.5101
1勝301:34.435.435.4100
2勝471:34.635.635.5100
3勝231:33:935.335.5101
OP・重賞251:33:134.735.3102
2019年〜2023年のデータ

ラップの平均を見てみると、スタートからの3ハロンと、勝負を決める後半3ハロンのタイムがあまり変わらない傾向がうかがえます。これはスタート直後から前々のポジションを確保するため、各馬が積極的に動いているからでしょう。先行馬に有利に働くコースとして、騎手たちも意識しているかもしれません。

中山競馬場芝1600mで行われる重賞レース一覧

中山競馬場芝1600mで行われる重賞レース一覧
レース名(グレード)1着賞金開催時期
フェアリーS(GⅢ)3800万円1月上旬
ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)4100万円春季(3、4月)
ニュージーランドトロフィー(GⅡ)5400万円4月上旬
京成杯オータムハンデ(GⅢ)4100万円9月(サマーマイルシリーズ最終戦)
ターコイズS(GⅢ)3800万円12月

中山競馬場芝1600mはGIレースの舞台にはなっていませんが、ダービー卿チャレンジトロフィーは安田記念、ニュージーランドトロフィーはNHKマイルカップへ続くGIのステップレースとして知られ、フェアリーSも牝馬クラシックを占う一戦としてファンの注目を浴びてきました。

京成杯オータムハンデは2012年からサマーマイルシリーズの最終戦に指定され存在感がアップ。ターコイズSは2015年に3連単295万4680円の高額配当が飛び出すなど、荒れる牝馬ハンデ重賞として知られています。

中山競馬場芝1600mの傾向データ(2019年〜2023年の過去5年)

中山競馬場芝1600mの傾向データ

ここからは中山競馬場芝1600mにおける過去5年間の傾向データを紹介します。さまざまな角度から同コースの特徴を分析していくので、馬券予想の参考にしてください。

人気別

人気勝率連対複勝単回複回
131.447.560.77681
217.635.545.06975
316.732.743.110485
410.122.036.58690
55.715.730.26884
65.713.220.88575
74.411.320.488100
83.26.711.78565
91.33.68.14148
10~0.82.24.55261
2019年〜2023年データ

中山芝1600mは荒れるレースが多い印象もありますが、データで見てみると1番人気は勝率3割、複勝は6割を超えており、信頼度は高いようです。

馬券的に見逃せないのは7番人気。連対率がまずまずの数字で、複勝回収率は100%に到達しています。荒れるレースの鍵を握っているのは7番人気の動向と言えるでしょう。

枠順別

勝率連対複勝単回複回
18.415.926.38889
27.914.920.410077
38.314.922.45573
48.515.019.68957
56.915.422.15974
64.59.917.64056
76.213.219.08070
85.812.820.94380
2019年〜2023年データ

中山競馬場芝1600mは「内枠有利」とファンの間でも定着しているようですが、データ的にもその傾向は顕著。内側の1~4枠と外側の5~8枠では、勝率にかなりの差が出ています。

なぜ内枠が有利になるのかについてですが、中山競馬場芝1600mはスタートから2コーナーまでの距離が240mと短く、その2コーナーは急カーブとも言える形状。多頭数でコーナーに殺到した際、外枠の馬はよほどコーナーリングがうまくなければ外々に振られ、距離ロスが大きくなるからと言われています。数値にもはっきり表れている以上、内枠は積極的に狙うべきでしょう

脚質別

脚質1着勝率連対複勝単回複回
逃げ6717.630.237.8242158
先行14513.326.838.996117
差し734.410.518.04766
追込221.63.05.22319
捲り1129.735.145.911779
2019年〜2023年データ

中山芝1600mの馬券術は内枠とともに「先行有利」がスタンダードのようですけど、これもはっきりとデータに表れています。そして、追い込み脚質が勝つ可能性はかなり低いと考えていいでしょう。

逃げ馬の回収率も優秀。1着の回数は先行、差しに劣るので的中率は下がりそうですが、追い続ける価値はあります。捲りの成功率も高めですが、流れが速くなりがちなマイル戦で捲る馬が出てくるのは希少。事前の警戒も難しいので気にしなくてもよさそうです。

種牡馬別

種牡馬1着勝率連対複勝単回複回
ディープインパクト3115.023.330.112479
ロードカナロア219.822.028.05571
ダイワメジャー147.615.827.76276
ルーラーシップ1210.521.931.63782
キズナ1212.025.031.088123
エピファネイア117.913.620.04951
ハーツクライ117.713.319.64443
シルバーステート1118.027.939.3123138
オルフェーヴル88.517.026.610275
リオンディーズ812.925.832.36567
2019年〜2023年データ

人気になりがちなディープインパクト産駒ですが、単勝の回収率は100%を超えており意外に馬も券的な妙味がありました。残念ながら2019年に死亡。中央で走る産駒も少なくなってきましたが、例えば前評判の高くないディープ産駒が中山芝1600mに出走してきたら、買いに走るのも面白いかもしれません。

勝率ではシルバーステートの高さが目立ちます。回収率も優秀なので、当コースで産駒を見つけたらマークしましょう。

騎手別

騎手名1着勝率連対複勝単回複回
C.ルメール2824.637.742.17363
M.デムーロ2418.930.744.189101
横山武史2314.622.827.85663
田辺裕信1911.022.028.97460
三浦皇成1811.224.235.46685
戸崎圭太1610.625.839.17680
津村明秀117.117.528.674106
大野拓弥116.213.522.56773
石橋脩119.016.422.17655
横山和生1011.519.525.310384
2019年〜2023年データ

リーディング上位クラスのルメール、デムーロ、横山武史騎手が安定した成績を残しています。横山武史騎手の兄、横山和生騎手は弟と勝ち星や勝率では劣るものの単勝回収率は100%超え。中山芝1600mの条件ではお兄さんの方を追いかける手もありそうです。

また、表には出ていませんが関西拠点の騎手では浜中俊騎手の勝率が30,0パーセント。川田将雅騎手が23.1%と高い数値を残しています。両騎手が中山芝1600mに登場した時は注意した方がいいでしょう。

調教師別

調教師名1着勝率連対複勝単回複回
国枝栄1720.728.035.48166
手塚貴久1112.418.023.66359
大竹正博1013.721.930.1172124
堀宣行916.132.141.15490
菊沢隆徳914.320.633.37476
池江泰寿931.037.948.3112103
栗田徹812.320.026.28657
小島茂之710.824.629.2166194
斎藤誠77.716.526.44068
林徹714.625.031.310482
2019年〜2023年データ

白星の数では国枝栄調教師が断然です。2023年はGⅢターコイズSをフィアスプライドで制しており、大舞台でも信頼できるトレーナー。馬券的魅力でいうと大竹正博、小島茂之調教師の管理馬の回収率の高さは注目したいところです。

東西別

所属トレセン勝率連対複勝単回複回
美浦6.813.720.46670
栗東8.716.325.89285
2019年〜2023年データ

栗東組が優勢です。調教師別の表では栗東を拠点とする池江泰寿調教師の好成績は目立ちますが、その他の関西厩舎でも当コースに遠征してきた際はマーク必須と言っていいでしょう。

中山競馬場芝1600mの傾向・データまとめ

中山競馬場芝1600mの傾向・データまとめ

上記のデータから見えた中山競馬場芝1600mの傾向をまとめてみます。

中山競馬場芝1600m傾向・データまとめ
  • 1番人気の勝率は3割超え
  • 波乱の目は7番人気
  • 内枠有利
  • 先行馬に良績。逃げ馬の回収率も魅力
  • 外枠、追い込み一手の馬は苦戦
  • ディープインパクト産駒が優秀。シルバーステートにも注目
  • ルメール、デムーロ、横山武史騎手の成績安定
  • 横山和生騎手は単勝回収率100%超え
  • 国枝栄調教師が勝ち星量産
  • 回収率では大竹正博、小島茂之調教師

中山競馬場芝1600mの攻略方法

中山競馬場芝1600mの攻略方法

ここからは中山競馬場芝1600mの傾向データを深掘りし、買うべき馬・割り引くべき馬を紹介していきます。馬券を検討する際の参考にしてください。

データから見るここが買い

内枠が買い

枠順別の勝率を見ると1~4枠と5~8枠に大きな開きがあります。推測される要因は枠順別の項目で触れましたが、数字が示している以上、内枠に有利なコース形態であるのでは間違いなさそう。中山芝1600mで内枠のマークを外すのは禁物と言えます。

逃げ馬が買い

逃げ馬の単勝回収率は242%と超優秀。勝ち星は先行馬、差し馬の方が多く、的中率は下がるかもしれませんが、迷ったら場合は逃げ馬を軸とするのが良い選択かもしれません。

データから見るここが割引

外枠は割引

内、外枠の数値は勝率だけではなく、連対率や回収率も差を感じます。力のある馬でも外側の5~8枠を引いていたら疑ってかかる必要がありそうです。

追い込み馬は割引

追い込み馬の勝利はわずか1.6%。連対率も3.0%で複勝率も5.2%にとどまっています。中山芝1600mでは、早めに動ける馬でなければ勝ち切るのは厳しそうです。

データの裏を狙う

中山芝1600mの傾向は、データにも逃げ馬有利とはっきり表れていました。しかし、序盤から前々のポジションを確保するための争いが激しくなると、そこで力を消耗した先行勢が後半に崩れるケースも競馬ではよくあることです。

参考にしたいのが平均タイムとラップ。データを見ると3歳のオープン、古馬のオープン、重賞では前半3ハロンが後半3ハロンのラップタイムより速い傾向。つまり、オープンと重賞では先行勢に厳しくなる傾向が高まります。オープン、重賞は賞金のレベルも違いますから展開が激しくなるのも当たり前。その分、先行勢が序盤でエネルギーを消耗し、後方待機の馬たちにもチャンスが広がることは十分考えられます。

データ的に先行有利の中山芝1600mですが、後方一気が全く決まっていないわけではありません。レース展開を読んだ上なら、差し、追い込み勢を狙ってみるのもアリでしょう。

開催時期や馬場状態によって狙える穴馬・危険な人気馬

開催時期や馬場状態によって狙える穴馬・危険な人気馬

中山競馬場芝1600mの攻略ポイントとして「開催後半」「仮柵」に注意する必要があります。データと合わせてチェックしてみてください。

開催後半は注意

競馬場は開催が進んでいくごとに、芝の状況が悪化していきます。騎手はできるだけ距離のロスを防ごうとしますから、馬場は内側から悪くなり、開催後半になると芝コースなのに馬が走ると土煙が上がるような場面を見たこともあるかと思います。

中山競馬場では1開催8日間で年間5開催が基本。芝1600mは逃げ馬が有利といっても、逃げ馬は距離ロスを考慮して馬場の内側を走っていきますから、コンディションによっては気持ちよく走れない場合もあります。とくに開催中盤から後半にかけては逃げ馬をやみくもに狙うのは避け、差し、追い込み勢を見直してもいいかもしれません。

仮柵も馬券検討の要素

中山競馬場はコース内側の極端な劣化を防ぐために仮柵を設定。仮柵A(内から0m)、仮柵B(同3m)、仮柵C(同6m)の3パターンで時期によって移動させています。

仮柵が切り替わる時期もパターン化されていて、年始の第1回開催は8日間を通して仮柵C。その他は開催途中でAからB、BからCなどと替わる場合もあります。開催中盤から後半になると馬場の内側を通る逃げ馬の有利は疑う必要がありますが、仮柵が移動していれば逃げ馬が被る不利は考えなくてもよさそうです。

仮柵の情報はJRAの公式ホームページの馬場情報で掲載されますので、確認して馬券術に結び付けてください。

中山競馬場芝1600mまとめ

中山競馬場芝1600mの攻略ポイントをまとめました。

中山競馬場芝1600mまとめ
  • 内枠有利
  • 先行馬に良績。逃げ馬の回収率も魅力
  • 外枠、追い込み一手の馬は苦戦
  • ディープインパクト産駒が優秀。シルバーステートにも注目
  • ルメール、デムーロ、横山武史騎手の成績安定
  • 横山和生騎手は単勝回収率100%超え
  • 国枝栄調教師が勝ち星量産
  • 回収率では大竹正博、小島茂之調教師
  • 開催後半は馬場の傷みで逃げ馬には厳しい条件。仮柵の設置場所はチェック

内枠と先行馬の動向がカギを握る中山芝1600m。馬場状態などもしっかりチェックして好配当をゲットしてください。

それでは、よき競馬ライフを!

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参考文献

中山競馬場コース一覧

芝1200m芝1600m芝1800m芝2000m
芝2200m芝2500m芝3600mダート1200m
ダート1800mダート2400mダート2500m
ジナケイバ公式ライン
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この記事を書いた人

競馬歴20年以上、好きな馬はサイレンススズカ、ディスコードで毎週競馬予想を配信しています。

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