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札幌競馬場ダート1700mの特徴と傾向まとめ|攻略法も一挙公開

札幌競馬場ダート1700mの特徴と傾向まとめ|攻略法も一挙公開
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今回紹介するのは札幌のダート1700mです。札幌ダート1700mはコースを1周強走る舞台で、重賞やクラス戦、オープンレースなどたくさんの競馬番組が編成されています。

今回は、夏の時期に多く施行される札幌ダート1700mのコース概要や傾向、特徴を紹介したうえで「人気」、「枠順」、「脚質」、「騎手」などのデータを踏まえ、攻略法をまとめました。

コースの特徴を制した者が馬券を制する!ぜひ、参考にしてみてください。

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目次

札幌競馬場ダート1700mの概要・特徴

札幌ダート1700mコース図

札幌競馬場ダート1700mは右回りコースを使用します。

スタート地点はスタンド側の4コーナーの出口付近で、最初の1コーナーまでの距離は約240mと短く、最初のコーナーまでのポジション争いは激しくなりやすいです。

札幌はコース全体の起伏が0.9mと、新潟ダートに次いで高低差が少ないため、アップダウンを苦手とする馬でも走りやすいです。

また、コース全体が円みを帯びているのもポイントです。

札幌ダートは1周の距離が1,487mしかない上、最後の直線が264mしかないことから、各馬は3.4コーナーで動き出し、最後の直線入りの段階では最高速度をキープしながら直線の攻防に入ります。

総合的に、最後の直線入りの段階における位置取りがポイントで、逃げや先行馬はもちろん、まくりを決めた馬ももたびたび好走しているコースとなっています。

コース概要

札幌のダート1700mは3つある札幌のダートコースのなかでももっとも頻繁に使用されているコースです。

新馬戦や未勝利戦をはじめ、クラス戦やオープン戦、また、GⅢ競走に指定されているエルムステークスの舞台にも使用されています。

施行回数の多いコースだからこそ、コースの特徴を把握することでコンスタントに馬券を狙うことができるでしょう!

レコードタイム

札幌ダート1700mタイム性齢馬名記録年月日
2歳レコード1:44.92歳牡馬サージュミノル2017年8月12日(稍重馬場)
3歳以上レコード1;40.94歳牡馬ロンドンタウン2017年8月13日(重馬場)

札幌ダート1700mのレコードタイムは2歳のレコードと3歳以上のレコードのふたつがあります。

2歳のレコードは2017年8月にサージュミノルが叩き出した1分44秒9の時計です。

そして、3歳以上のレコードタイムはサージュミノルが2歳レコードを叩き出した翌日に、ロンドンタウンがエルムステークスにおいて、1分40秒9のレコードタイムを叩き出しました。

この2つのレースに共通することが、いずれも時計の出やすい稍重&重馬場で開催されたことです。

ダートは馬場に水分をほどよく含んだ稍重や重馬場のほうが時計が出やすく、この2つの記録はとくにスピードがでやすい時期に出ました。

今後、札幌でレコードタイムが更新される際も重馬場や稍重馬場でレースが行われたときに出る可能性がありますのでチェックしてみてください。

平均タイムとラップタイム

クラスタイム前3F後3F後/前
新馬1:47.738.440.1104
未勝利1:46.737.639.7106
1勝1:45.737.438.8104
2勝1:45.137.038.5104
3勝1:44.337.137.5101
OP・重賞1:43.436.637.4102
※2017年~2022年の過去5年データ

札幌のダート1700mはテン3F、上がり3Fともに時計がかかっています。

ダートコースを使用していることから芝と比較すると時計はかかりやすいですが、それに加えて札幌競馬場は円みを帯びていてツーターンコースとなっているからです。

ツーターンコースとは

上から見てOの字型のコースのことをいう。

コーナーワークではどうしても減速しないと立ち回りづらいことから、ペースダウンせざるを得ないです。

そのため、札幌のダート1700mは全体的に時計がかかりやすくなっています。

札幌競馬場ダート1700mで行われる重賞レース一覧

札幌競馬場ダート1700mで行われる重賞レース一覧
レース名1着賞金開催時期
エルムステークス(GⅢ)3.800万円8月中旬

札幌ダート1700mで開催される重賞競走はエルムステークス(GⅢ)です。

夏の時期に開催される古馬混合の重賞ということで、秋の大舞台を見据えたダートホースが多数参戦します。

2017年の優勝馬であるロンドンタウンはこのレースで札幌ダート1700mのレコードタイムを更新しました。その後は韓国で開催されたコリアカップ(GⅠ)を連覇しています。

夏の時期に賞金を加算したい中距離ダート馬や、秋に開催されるGⅠを目指す馬が集いやすいレースとなっています。

札幌競馬場ダート1700mの傾向データ

札幌競馬場ダート1700mの傾向データ

ここからは、過去の札幌ダート1700mにおけるデータを各項目別にまとめました。それぞれの項目と傾向を見ることで、好走馬を見出すことができるでしょう。

ぜひ、参考にしてください。

人気別

人気勝率連対複勝単回複回
130.549.360.17579
223.339.053.89688
310.822.039.06474
410.322.433.68580
55.817.028.36681
65.413.923.37984
74.510.814.08964
82.77.213.17273
93.38.414.4122110
10〜0.92.55.16077
※2017年~2022年の過去5年データ

札幌ダート1700mは1番人気から4番人気までが勝率10%を超えています。

特に、1番人気は勝率30%もあって1着軸に最適です。

複勝率でみると、1番人気から4番人気までが30%を超えています。馬連や三連複の候補としては4番人気までが信頼できます。

なお、回収率で一番優れているのは9番人気で、単勝回収率、複勝回収率ともに100%を超えていました

長期的な収支を考えるのであれば、9番人気は期待できます。

枠順別

勝率連対複勝単回複回
15.811.220.65462
28.116.726.77790
37.614.121.47575
48.316.322.08278
56.317.126.55686
68.518.425.19592
77.214.620.68175
88.712.621.110782
※2017年~2022年の過去5年データ

札幌ダート1700mの好走馬を枠順別にまとめました。

複勝率だけ見ると、いずれの枠も20%を超えていて大きな差はありません。しかし、勝率を見ると、2.4.6.8の偶数枠が勝率8%を超えていました。

そのなかでも、回収率100%を超えていたのは8枠で、単勝回収率は107%です。

札幌ダート1700mはそこまで枠の影響は大きくないものの、回収率だけ見ると大外8枠に期待できるのが分かります。

脚質別

脚質勝率連対複勝単回複回
逃げ14.624.428.213486
先行18.937.050.7135145
差し3.38.618.35684
追込0.30.72.2915
※2020年~2022年の過去3年データ

札幌ダート1700mの好走馬を脚質別にまとめました。

好走しているのが先行馬で、勝率、連対率、複勝率ともにすべての脚質の中でもっとも好走しています。また、単勝回収率、複勝回収率ともに先行馬は100%を超えていました。

逆に、不振傾向なのが追い込み馬で、複勝率はわずか2.2%です。当然のことながら、馬券に絡む回数が非常に少ないので回収率にも期待できません。

札幌ダート1700mでは先行馬がもっとも有利で追い込み馬は苦戦を強いられています。

血統別

血統勝率連対複勝単回複回
ハーツクライ15.432.338.5129114
ヘニーヒューズ10.820.528.98087
シニスターミニスター10.821.627.09585
ディープインパクト14.323.230.4167121
マジェスティックウォリアー15.727.545.1110114
ルーラーシップ9.011.515.410265
キズナ18.218.221.213465
ゴールドアリュール6.013.326.54580
キンシャサノキセキ6.816.221.67263
ロードカナロア7.217.423.27270
※2017年~2022年の過去5年データ

札幌ダート1700mを血統別にまとめました。

勝率15%を超えているのはハーツクライ産駒とマジェスティックウォリアー産駒、そしてキズナ産駒でした。

ハーツクライとキズナは先祖が芝のGⅠホースを幾多も輩出しているサンデーサイレンス系の馬ですが、意外なことに札幌ダート1700mで好走しています。同じく、サンデーサイレンス系のディープインパクト産駒も勝率14%台で好調です。

ダートレースはダート系種牡馬が強いイメージがありますが、札幌ダート1700mに限ってみるとサンデーサイレンス系産駒のほうが好走しています。

父系統別

系統勝率連対複勝単回複回
フジキセキ14.325.333.013696
キングカメハメハ7.621.236.471106
サンデーサイレンス5.714.925.55790
アグネスタキオン8.113.119.27864
フレンチデピュティ9.212.616.18565
シンボリクリスエス9.516.228.49394
クロフネ6.212.421.65267
ブライアンズタイム8.216.421.99287
ディープインパクト7.310.921.88385
Giant’s Causeway11.826.535.3151137
※2017年~2022年の過去5年データ

札幌ダート1700mを父系統別にまとめました。

勝率が10%を超えているのはフジキセキとGiant’s Causewayです。

特にGiant’s Causewayは連対率と複勝率においても高い水準を出しているだけではなく、単勝回収率151%、複勝回収率137%と、回収率の面でみても優秀です。

父系統から好走馬を見る際はGiant’s Causewayに注目してみてください。

騎手別

騎手名勝率連対複勝単回複回
C・ルメール27.142.752.18682
横山 武史13.922.931.97672
横山 和生15.026.238.3114100
丹内 祐次7.219.625.58591
吉田 隼人9.617.525.48071
池添 謙一12.920.035.3104101
武 豊17.237.950.08498
藤岡 佑介10.820.526.59580
J・モレイラ50.050.061.114379
秋山 稔樹11.112.519.420794
※2017年~2022年の過去5年データ

札幌ダート1700mの好走騎手で注目したいのがC・ルメール騎手です。勝率は驚異の27%で、連対率42%、複勝率も52%です。

2回騎乗したら1回は馬券に絡んでいる計算になります!

それ以外には横山武史&和生の兄弟騎手や、吉田隼人騎手、池添謙一騎手といった普段から札幌を拠点に活動している騎手がリーディング上位を占めています。

札幌ダート1700mを騎手買いする際は、札幌を拠点にしている騎手が狙い目でしょう。

調教師別

調教師名勝率連対複勝単回複回
矢作 芳人14.325.438.1110109
須貝 尚介25.043.846.9149108
武 英智16.736.141.7101106
斎藤 誠24.036.040.0126100
田中 博康24.028.040.0161114
藤原 辰雄10.917.426.1148115
池添 兼雄15.625.043.8123111
小笠 倫弘25.035.040.0232110
梅田 智之16.024.032.0145117
鈴木 孝志16.725.037.512389
※2017年~2022年の過去5年データ

札幌ダート1700mの好走例を調教師別にまとめてみました。

表にまとめた上位10位の調教師はいずれも単勝回収率100%を超えています。その中でも成績がよいのが須貝尚介調教師で、勝率25%、連対率と複勝率は40%を超えていました。

札幌ダート1700mでは特に勝率の高い須貝調教師管理馬に注目です!

厩舎別

厩舎別勝率連対複勝単回複回
美浦7.013.420.37976
栗東8.317.125.47984
※2017年~2022年の過去5年データ

札幌ダート1700mの好走馬を厩舎別にまとめました。

美浦所属馬よりも栗東装束馬のほうが勝率、連対率、複勝率ともに高い数値となっています。

しかしながら、極端に大きな差はありません。

回収率を見てもほとんど同じ数値なので、札幌ダート1700mでは美浦でも栗東でもどちらの馬でも好走の可能性を秘めています。

札幌競馬場ダート1700mの傾向・データまとめ

札幌競馬場ダート1700mの傾向・データまとめ

札幌ダート1700mの過去の成績を参考に、各項目ごとに解説してきました。

改めて、これまでのデータから札幌ダート1700mの傾向を表でまとめます。

札幌ダート1700mデータと傾向まとめ
  • 軸馬を見つけるには1番人気から4番人気が最適
  • 8枠が回収率で有利
  • 先行馬が有利追い込み馬は×
  • サンデーサイレンス系の馬が好走する
  • 父系統はフジキセキGiant’s Causewayが狙い目
  • 札幌を拠点にしている騎手が結果を残す
  • 須貝厩舎管理馬に注目
  • 関東・関西馬ともに大きな差はない

データにすることで、札幌ダート1700mの好走傾向や不振傾向が浮かび上がったので、ぜひ馬券を予想する際は参考にしてみてください。

札幌競馬場ダート1700mの攻略方法

札幌競馬場ダート1700mの攻略方法

データから見るここが買い

ここからは、これまでのデータから札幌ダート1700mで狙いたい馬をカテゴリー別に紹介します。

この馬が買い

脚質から見ると先行馬がもっとも好走しています。先行馬は勝率や複勝率だけではなく、回収率の面でも非常に優秀です。

札幌ダート1700m走る血統はハーツクライやキズナ、ディープインパクトといった祖先にサンデーサイレンスがいる産駒です。

先行馬×サンデーサイレンス系の馬」の条件が重なった馬は激走に期待できるといってもいいでしょう。

この騎手が買い

札幌ダート1700mのリーディング上位騎手はルメール騎手や横山兄弟、吉田隼人騎手に池添謙一騎手です。

ここで名前を挙げた騎手は関西騎手や関東騎手、外国人騎手など出身に統一性はないのですが、夏競馬の時期に北海道に滞在していることがポイントとなります。

基本的にコースの特徴を知る際は何度も何度も同じコースを経験することが大切です。つまり、リーディング上位騎手はいずれも北海道を拠点にしているため、自ずと札幌ダート1700mでレースする機会が増えているのでコースを熟知しているから勝ちやすいと考えることができるのです。

札幌ダート1700mで好走騎手を見つける際は、北海道を拠点にしている騎手から選択するのがよいでしょう。

この調教師が買い

調教師で狙いたのが須貝尚介調教師管理馬です。

なぜなら、勝率が25%を超えていて、連対率や複勝率も40%以上の成績だからです。また、単勝回収率149%、複勝回収率108%と、いずれの数値も非常に安定しています。

須貝調教師管理馬は人気問わず、馬券に抑えてよいでしょう。

データから見るここが割引

最初に札幌ダート1700mで割引きしたいのが追い込み馬です。

好走事例が乏しく、複勝率がたったの2.2%しかなく、ほとんどの追い込み馬が凡走している結果となっています。

血統でみると、キングカメハメハやロードカナロアといった先祖にミスタープロスペクターを持つ産駒も好走例は少ないです。

ミスタープロスペクター系の馬はダートで走るイメージがありますが、札幌ダート1700mではサンデーサイレンス系の馬のほうが好走事例が高いです。

データの裏を狙う

札幌ダート1700mは先行馬が圧倒的に有利です。

なぜなら、札幌ダート1700mはスタートから最初の1コーナーまでの距離が短いため、前目で最初のコーナーを通過したほうがコースロスなく立ち回れます。

また、最後の直線が短いため、後続が脚を伸ばす前に粘り切ることができるのです。この傾向は各陣営も熟知しており、極力前へ前への競馬をすることを騎手に伝えます。

しかしながら、あまりにも前争いが激しくなると、ハイペース傾向になって最後の最後で前が総崩れする可能性もでてきます。

このような展開では差し馬が台頭しやすくなります。

出走馬を見て逃げや先行馬がたくさんそろっているのであれば、あえて差し馬から馬券を購入するのも一種の戦略といえるでしょう。

開催時期や馬場状態によって狙える穴馬・危険な人気馬

開催時期や馬場状態によって狙える穴馬・危険な人気馬

開催時期や馬場状態によっては必ずしも傾向どおりにならないのが競馬です。

札幌ダート1700mはダートコースの特性上、開催時期における極端な馬場の変化はありません。

しかし北海道といえど8月は30度を超えることもしばしばあります。そのような条件下ではダートの砂もパサパサに乾きやすく、走るのにスタミナを消費しやすいです。

そのことから、下記のことをポイントとして把握しておきましょう。

POINT

ダートが乾いて時計がかかりそうな時は、

  • 1700m以上のレースの経験のない馬、または好走経験のない人気馬は注意!
  • 逆に1700m以上のレース経験や好走経験のある馬、または距離短縮の穴馬は狙える可能性がある!

札幌競馬場ダート1700mまとめ

ここまで、札幌競馬場ダート1700mについて、コースの概要やデータ・傾向と、それから導き出せる攻略法を解説してきました。

改めてまとめます。

札幌競馬場ダート1700mまとめ
  • 人気馬が軸に最適
  • 枠の影響は少ないが、8枠は単勝回収率100%を超えている
  • 先行馬有利追い込み不利のコース
  • サンデーサイレンス系の馬が強い
  • 札幌滞在騎手に注目
  • 須貝尚介調教師管理馬がもっとも走る
  • 関西・関東所属馬に大きな差はない
  • ハイペースになりやすい舞台
  • ハイペースの裏をかいて差し馬を選択するのもあり
  • 夏の札幌は時計がかかりやすく、スタミナ勝負になることもしばしば

当記事のデータが皆さんの競馬ライフに少しでも役立てたら幸いです。

それでは、よき競馬ライフを!

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参考文献

札幌競馬場コース一覧

芝1000m芝1200m芝1500m芝1800m
芝2000m芝2600mダート1000mダート1700m
ダート2400m
ジナケイバ公式ライン
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この記事を書いた人

競馬歴10年。北海道在住。
好きな競馬場は札幌競馬場だがもっとも回収率が悪いのも札幌というジレンマを抱えている。

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