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東京競馬場ダート1600mの特徴と傾向まとめ|攻略法も一挙公開

東京競馬場ダート1600mコースデータと傾向、攻略方法
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この記事をざっくり言うと…
  • 東京競馬場ダート1600mがどんなコースか分かる!
  • 8つの傾向データを紹介
  • 東京競馬場ダート1600mで買うべき馬・消すべき馬が分かる!

今回紹介するのは、東京競馬場ダート1600mの特徴と傾向です。

東京競馬場ダート1600mはダートチャンピオンを決めるGIフェブラリーSの舞台。そのほかにもGⅢやリステッド、条件戦も幅広く行われ、非常に需要の高いコースです。その分、サンプルやデータは豊富。傾向をしっかり把握して、東京ダートマイルの攻略につなげましょう。

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目次

東京競馬場ダート1600mの概要・特徴

東京競馬場ダート1600mコース図

東京競馬場ダート1600mのコース概要や特徴は以下の通りです。

コース概要

東京競馬場ダート1600mは、向正面2コーナーのポケットからスタート。発走地点は芝生になっていて、ダートコースに合流するまで150mほど近く芝の上を走ります。スタートから最初のコーナーとなる3コーナーまでは640mの距離を走り、向正面過ぎから緩やかな上り坂。ほぼ平坦の3~4コーナーを駆け抜けると、最後の直線へ入っていきます。

ゴールまでの直線距離は国内にある競馬場のダートコースで最長となる501m。4コーナーを回るとすぐに高低差2.4mの上り坂もあります。コーナー2つのいわゆるワンターンと言われるコースですが、その言葉の響きほど、中身は単純な仕様ではありません。

レコードタイム

東京競馬場ダート1600mのレコードタイムを見てみましょう。

東京競馬場ダート1600mタイム性齢馬名記録年月日
2歳レコード1;36.2牡2ルヴァンスレーヴ2017年10月14日
3歳以上レコード1;33.5牡3デシエルト2022年10月10日

2歳レコードは2017年10月に、ルヴァンスレーヴがデビュー2戦目のプラタナス賞でマークしたものです。このレースでデビュー2連勝となった同馬は次走の交流GI全日本2歳優駿も優勝。無傷のGIウイナーとなりました。3歳となってからはオープン2着をはさみGⅢユニコーンSで勝利を収めると、ジャパンダートダービー、マイルチャンピオンシップ南部杯、チャンピオンズカップとGIを3連勝。5歳で引退して種牡馬入りしました。

3歳以上のレコードホルダーはデシエルト。レコード走破の舞台は2022年10月のリステッド、グリーンチャンネルカップでした。同馬はダートでデビューして連勝した後、芝の若葉Sで優勝。皐月賞、日本ダービーと3歳クラシックにも出走しました。ただ、どちらも2ケタ着順。陣営は芝に見切りをつけたのか、菊花賞には見向きもせずに秋はダートのリステッドで始動したところ、快挙を達成することとなりました。

平均タイムとラップ

次に示すのは東京競馬場ダート1600mの過去5年間の平均タイムです。

R数タイム前3F後3F後/前
2歳新馬311;39.236.237.3103
2歳未勝利621;39.035.737.8106
2歳1勝71;37.535.237.0105
2歳OP31;37.034.937.2107
3歳新馬151;40.036.437.6103
3歳未勝利1431;38.635.637.6106
3歳1勝311;37.435.237.3106
3歳OP151;36.235.136.4104
1勝1231;37.635.637.1104
2勝731;36.635.236.8105
3勝321;36.335.436.4103
重賞・OP211;35.234.936.2104

全ての条件で前半のラップの方が速くなっています。マイルは総じて瞬発力勝負になりやすいイメージもありますが、東京競馬場ダート1600mはスタート直後に150mほど芝コースを走るので、そうした仕様も序盤が速くなっていることに無関係ではないでしょう。

東京競馬場ダート1600mで行われる重賞レース一覧

東京競馬場ダート1600mで行われる重賞レース一覧

東京競馬場ダート1600mでの重賞と言えば2月に行われるフェブラリーS。創設時はGⅢでその後にGⅡへ。GIに昇格したのは1997年で、新年を迎えてから最初のGIレースとして、現在はファンに定着しています。

 レース名(グレード) 1着賞金 開催時期
フェブラリーS(GI)1億2000万円2月中旬
武蔵野S(GⅢ)4000万円11月中旬

GⅢ武蔵野Sは以前、5月の開催で2100mを舞台としていましたが、ダート競走の体系が整備に伴い、秋開催となって距離は1600mへと短縮。チャンピオンカップの前身である、ジャパンカップダートの前哨戦としての位置付けとなりました。現在も優勝馬にはチャンピオンズカップの優先出走権が与えられています。

また、2023年までは3歳世代重賞のGⅢユニコーンSが行われていましたが、全国的なダート競走の体系整備に伴い、2024年から京都競馬場ダート1900mに舞台を移すことが発表されています。

東京競馬場ダート1600mの傾向データ

東京競馬場ダート1600mの傾向データ

ここからは東京競馬場ダート1600m過去5年間のデータを紹介します。8項目にわたって分析していきますので、馬券の参考にしてください。

人気別

人気勝率連対複勝単回複回
132.252.265.57383
222.339.453.29285
312.829.340.37778
48.619.429.97368
56.314.624.57072
65.013.122.17779
74.710.115.89669
82.56.313.36071
91.64.09.45166
10~0.72.04.67568

1番人気の勝率は3割超え。複勝率も6割5分あり、信頼度は高めです。勝率を見ると勝ち馬はほぼ1~4番人気から出るイメージ。ただ連対は7番人気、3着食い込みは9番人気まで現実的で、大荒れはしなくても、組み合わせ次第で馬券はかなりの高配当となる可能性を秘めています

枠順別

勝率連対複勝単回複回
15.711.415.46853
26.612.719.510772
36.512.818.613675
45.911.718.93964
55.212.120.04967
68.015.823.45078
76.914.421.15578
89.116.524.59984

枠順では外枠がかなり強めの傾向。特に8枠は勝率、連対率、複勝率ともに頭一つ抜け出しています。東京競馬場ダート1600mは発走地点が芝で、ダートコースに合流するまで約150mほど芝の上を走りますが、コース形状的に大外の馬は内枠の馬よりも、約30mほど長く芝の上を走ります。当然、ダートよりも芝の方が走りやすいでしょうから、そのあたりも外枠の強さに影響していそう。1枠の連対、複勝率がワーストというのも気にかけた方がいいと思います。

脚質別

脚質勝率連対複勝単回複回
逃げ13.324.833.6119107
先行12.222.931.9115106
差し5.712.420.17469
追込2.35.18.75341
捲り33.333.366.79386

逃げ馬と先行馬の数値が拮抗。逃げ馬を追い続けた方が少しだけお得となっています。差し馬は2連系、3連系なら十分狙えますが、回収率からも単勝狙いはおすすめできません。さらに追い込み馬は3連系なら押さえが必要な程度。捲りの数値も高いですが、頻度は少なく事前のマークも難しいので、参考程度に見ておいててください。

また、脚質別については後の項目で深堀りしているので、参照していただければと思います。

種牡馬別

種牡馬勝率連対複勝単回複回
マクフィ15.817.524.68151
ドゥラメンテ14.025.634.96070
ヘニーヒューズ12.524.033.55895
ロードカナロア12.218.628.510673
ゴールドアリュール11.117.624.66871
キズナ10.316.125.35564
ジャスタウェイ9.017.024.07059
キングカメハメハ8.821.130.959103
キンシャザノキセキ8.221.330.36496
パイロ7.615.922.9388123

マクフィは現役時代に英2000ギニー、仏ジャックルマロワ賞制覇など、芝のマイル路線で良績を残しました。産駒はダートでの活躍も目立ち、東京競馬場ダート1600mとも相性がいいようです。また、ダートに無類の強さを発揮しているパイロ産駒の単勝回収率の高さも魅力。パイロ産駒が人気薄なら積極的に狙ってみてもいいかもしれません。

系統勝率連対複勝単回複回
ネイティヴダンサー系7.414.521.46774
ニアークティック系7.315.222.77479
ナスルーラ系6.613.621.312478
ロイヤルチャージャー系6.012.018.36966

ネイティブダンサー系とニアークティック系がしのぎを削っています。ただ、数字の中身を見るとニアークティック系はヘニーヒューズ1頭が気を吐いており、全体的にはドゥラメンテやロードカナロア擁するネイティヴダンサーが抜け出ている印象です。

騎手別

騎手名勝率連対複勝単回複回
D.レーン25.840.351.68381
C.ルメール23.138.851.46476
戸崎圭太14.229.238.47173
横山典弘15.727.633.6335118
M.デムーロ14.729.340.07494
田辺裕信11.323.030.78884
三浦皇成10.422.529.97569
横山武史9.320.028.710085
石橋脩9.017.026.55868
大野拓弥7.613.421.69369

レーン騎手は4回に1回勝つ計算ルメール騎手やデムーロ騎手のように日本に腰を据えているわけでありませんが、短期免許で来日した際はマークを外さないようにしましょう。また、ベテラン横山典弘騎手の単勝回収率の高さが目を引きます。

調教師別

調教師名勝率連対複勝単回複回
堀宣行38.941.747.212882
加藤征弘22.634.943.2202104
木村哲也16.927.738.513294
萩原清14.924.132.26277
栗田徹13.727.738.37075
久保田貴士13.222.231.9536142
手塚貴久12.225.638.9100101
斎藤誠10.221.233.15484
高木登10.216.124.65658
中館英二8.815.523.610891

堀宣行調教師の勝率は38%。優秀すぎるほどの数値をマークしています堀宣行調教師と言えば、これまでドゥラメンテとタスティエーラで最高峰のダービーを2回制した敏腕トレーナー。ダートでは2021、22年と東京競馬場ダート1600mを舞台としたGIフェブラリーSを連覇したカフェファラオも送り出しているので、当コースでの良績も当然のことのように感じます。

所属トレセン別

厩舎名勝率連対複勝単回複回
栗東9.017.125.47799
美浦6.413.019.67468

栗東が全ての数字で美浦を上回っています。軸は関西馬からの選ぶのがいいでしょう。関東馬は単勝買いこそおすすめできませんが、2連、3連系馬券なら十分狙える数値です。

東京競馬場ダート1600mの傾向・データまとめ

ここまでデータを使って東京競馬場ダート1600mの傾向を紹介してきました。特に重要だと感じたポイントは以下の通りです。

東京競馬場ダート1600mの傾向・データまとめ
  • 1番人気の勝率は3割超え。勝者はほぼ1~4番人気から出る数値
  • 連対は7番人気、3着食い込みは9番人気までが現実的
  • 外枠が強め。特に8枠は勝率、連対率、複勝率ともに頭一つリード
  • 1枠の連対率、複勝率はワースト
  • 逃げ馬と先行馬の成績が拮抗。回収率からは逃げ馬狙いがおすすめ
  • 追い込み馬は3連系なら押さえる程度
  • 種牡馬別ではマクフィの相性良好
  • レーン騎手来日の際は常にマークが必要。横山典弘騎手の回収率も魅力
  • 堀宣行調教師が優秀すぎるほどの勝率
  • 関西馬が優勢。関東馬も押さえは必要

東京競馬場ダート1600mの攻略方法

東京競馬場ダート1600mの攻略方法

ここからは東京競馬場ダート1600mの傾向とデータを深堀りし、買うべき馬、割り引きが必要な馬のタイプを紹介していきます。

データから見るここが買い

東京競馬場ダート1600mで堀宣行調教師の管理馬をも見つけたら迷わず買っていいレベルです。勝率は何と38%という高い数字をマーク。競争が激しく、勝率が10%あれば一目置かれる世界で、この相性の良さは図抜けています。

前述した通り、ダービートレーナーに2回輝いていますが、当コースでは管理馬のカフェファラオがフェブラリーSを連覇しており、砂巧者を育てる腕も一流のようです。2015年にはリーディングトレーナーに輝くなど、毎年のように良績を上げている堀宣行調教師。もちろん、他のコースでもマークは外せませんが、特に東京競馬場ダート1600mでの動向は注視してください。

データから見るここが割引

東京競馬場ダート1600mでは1枠を割り引いて良さそうです。連対率、複勝率はワースト。勝率や単勝回収率を見ても、積極的に買えるレベルではありません。

枠順別の項目で触れていますが、東京競馬場ダート1600mは外枠の強さが目立ちます。発走地点が芝で、大外の馬は内枠の馬よりも、約30mほど長く芝の上を走る形状となっており、そのあたりは最内枠の弱さ、大外枠の強さと関係していそうです。

データの裏を狙う

種牡馬別で東京競馬場ダート1600mと相性の良さを探ると、勝率ではマクフィやドゥラメンテ、ヘニーヒューズなどが挙がりますが、パイロ産駒の300%以上という回収率の高さは見逃せません。

パイロ産駒の活躍馬と言えば交流GI覇者のメイショウハリオやミューチャリーなど。芝での活躍馬が少ないので、中央競馬だけを見ているファンにはなじみが薄いかもしれません。それでも地方競馬に限ったサイアーランキングでは2018年以降6年連続でベスト3以内に入っており、生産界では大御所クラスの種牡馬です。

中央のダート成績を合わせた総合ダートランキングでも2021年は2位に入っているので、中央場所でも底力を発揮する場面は多々あります。特に東京競馬場ダート1600mでは波乱を演する機会が多いことは頭に入れておきましょう。

開催時期や馬場状態によって狙える穴馬・危険な人気馬

開催時期や馬場状態によって狙える穴馬・危険な人気馬

逃げ馬の良績が目立つ東京競馬場ダート1600mですが、データの対象をオープン、リステッド、重賞に絞ると様相が違っています。

東京競馬場ダート1600mオープン、リステッド、重賞での脚質別成績(過去5年間)

脚質勝率連対複勝単回複回
逃げ5.115.425.623136
先行11.416.822.17370
差し6.316.022.84892
追込4.08.115.62168
※過去5年で捲りは確認されず

逃げ馬が勝率を大きく落としています。レベルの高い競走になると、逃げ馬は格好の目標とされ、道中は常にプレッシャーを受けながらの走りになりがち。東京の長い直線での押し切りが難しくなっていることが考えられます。東京競馬場ダート1600mで行われるハイレベルの戦いでは、馬券から逃げ馬を切り捨てるのもアリでしょう。

東京競馬場ダート1600mまとめ

東京競馬場ダート1600mの攻略ポイントのまとめは以下の通りです。

東京競馬場ダート1600mまとめ
  • 1番人気の勝率は3割超え。勝者はほぼ1~4番人気から出る数値
  • 連対は7番人気、3着食い込みは9番人気までが現実的。ヒモ荒れには注意
  • 外枠が強め。特に8枠は勝率、連対率、複勝率ともに頭一つリード
  • 1枠の連対率、複勝率はワースト
  • 逃げ馬と先行馬の成績が拮抗。回収率からは逃げ馬狙いがおすすめ
  • ただし、オープン、リステッド、重賞では逃げ馬の勝率が激低に
  • 追い込み馬は3連系なら押さえる程度
  • 種牡馬別ではマクフィの相性良好
  • 単勝回収率が超優秀のパイロ産駒狙いもおすすめ
  • レーン騎手来日の際は常にマークが必要。横山典弘騎手の回収率も魅力
  • 堀宣行調教師が優秀すぎるほどの勝率
  • 関西馬が優勢。関東馬も押さえは必要

この記事が馬券検討の材料になればうれしいです。

それでは、よき競馬ライフを!

参考文献

東京競馬場コース一覧

芝1400m芝1600m芝1800m芝2000m
芝2400m芝2500m
ダート1300mダート1400mダート1600mダート2100m
ダート2400m
ジナケイバ公式ライン
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この記事を書いた人

初めて競馬を見たのはオグリキャップが奇跡のラストランを見せた1990年有馬記念。JRAだけではなく地方競馬も長年見続けています。

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