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東京競馬場ダート2400mの特徴と傾向まとめ|攻略法も一挙公開

東京競馬場ダート2400mの特徴と傾向まとめ|攻略法も一挙公開
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この記事をざっくり言うと…
  • 東京競馬場ダート2400mがどんなコースか分かる!
  • 8つの傾向データを紹介
  • 東京競馬場ダート2400mで買うべき馬・消すべき馬が分かる!

今回紹介するのは、東京競馬場ダート2400mの特徴と傾向です。

東京競馬場ダート2400mは2017年まで、2勝クラスのレースが1年に1回だけ行われていました。2018年以降は需要が少なくなったのか、 レースの舞台になっていません。それでも、近年のダート競走は中央、地方の垣根を越えて整備が進んでいるので、また使用される時はありそうな気もします。

ダート競走の体系整備

1990年後半から活発になった中央、地方の交流によるダート重賞の拡大で、ダート適性のある馬たちがより実力を発揮できる機会が増加した。それでも国際的に見ると日本のダート競馬はまだ発展途上。中央、地方競馬はともにさらなる改革を模索し続け、近年はその動きがますます活発になってきた。2023年には地方競馬の開催場で新たに2歳の短距離重賞「ネクストスター」を新設。ダート適性馬の地方早期入厩をうながし、各場で盛り上がりを見せた。2024年には3歳ダート3冠を確立するため、南関東重賞の羽田盃、東京ダービーが交流GIとなり、大井が舞台の3歳交流GIジャパンダートダービーはジャパンダートクラシックと改称されて行われることが決まっている。これに伴って東京で行われてきたGⅢユニコーンSを東京ダービーの前哨戦として位置づけるために京都に舞台を移し、開催時期の変更も発表されており、この先もさらにダート改革は進んでいくと見られている。

データは2013年から2017年のものをまとめましたので、参考までにご覧ください。

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目次

東京競馬場ダート2400mの概要・特徴

東京競馬場ダート2400mコース図

東京競馬場ダート2400mのコース概要や特徴は以下の通りです。

コース概要

東京競馬場ダート2400mでのゲートは、正面スタンド前直線の4コーナー出口から直線に向いたあたりに設置されます。東京競馬場は4コーナーから直線に入ったところで、高低差2.4mの上り坂があり、まずはその坂を1回目の通過。最初のコーナーとなる1コーナーまでは約536mを走ります。向こう正面まではほぼ平坦。3コーナー手前からは緩やかな上り坂となります。

JRA開催競馬場のダートコース最後の直線距離

競馬場距離直線の坂
東京501m4コーナーを回ってすぐのところから高低差2.4mの緩やかな上り
中京410mゴール前380mから約160m間、高低差1.8mの急坂
新潟353m平坦
阪神352mゴール前200mから高低差1.6mの急坂
京都329m平坦
中山308mゴール前200mからに高低差2mの急坂
福島295mゴール前250mから緩やかな上り
小倉293m平坦
札幌264m平坦
函館260m直線半ばまで緩やかな下り

3コーナーを回ると、4コーナーまではほぼ平坦。最後の直線に入ったところで、高低差2.4mの上り坂を再度登坂します。ゴールまでの直線距離は501m。これは国内競馬場のダートコースの中では最長となります。

レコードタイム

東京競馬場ダート2400mのレコードタイムを見てみましょう。

東京競馬場ダート2400mタイム性齢馬名記録年月日
3歳以上レコード2;28.6牡4グルーヴィンハイ2007年2月18日

3歳以上レコードは2007年2月に、グルーヴィンハイが1000万下(現2勝クラス)のレースでマークしたものです。同馬は2006年、3歳4月のデビュー2戦目に東京ダート1600メートルで未勝利を勝ち上がり。同年10月には東京ダート2100mで2勝目を挙げると、さらに距離を伸ばした舞台でレコード勝ちの快挙を成し遂げました。しかし、その後は脚部不安を発症。このレコード勝ちが最後のレースとなりました。

なお、東京競馬場ダート2400mで2歳戦は行われていません。

平均タイムとラップ

R数タイム前3F後3F後/前
2勝52;33.836.738.2104

次に示すのは東京競馬場ダート2400mの過去5年間の平均タイムです。

前半の入りの方が速くなっています。2400mという長丁場なので、スタミナを温存していくようなレースは難しく、最後は消耗戦になってしまうのかもしれません。

東京競馬場ダート2400mで行われる重賞レース一覧

京都競馬場ダート1400mで行われる重賞レース一覧

冒頭でも記述しましたが、東京競馬場ダート2400mで重賞は行われていません。データは全て2勝クラスでのものです。

東京競馬場ダート2400mの傾向データ

東京競馬場ダート2400mの傾向データ

ここからは東京競馬場ダート2400m過去5年間のデータを紹介します。8項目にわたって分析していきますので参考にしてください。

人気別

人気勝率連対複勝単回複回
120.040.040.05862
220.020.040.09686
30.020.040.0090
40.00.00.000
50.040.040.00122
60.020.060.00226
720.020.040.0232148
820.020.020.0494118
920.020.020.038672
10~0.00.00.000

少ないサンプルですが、1、2番人気はしっかりと1勝づつ挙げています。そして、7、8、9番人気が白星をマークしているのも注目。ダートの長丁場はレース数が少ないので、力量比較や向き不向きの見極めが難しく、人気の盲点が発生しやすいのでしょう。コースの仕様からも、下位人気に運が向きやすいということは決してないと思います。

枠順別

勝率連対複勝単回複回
10.00.00.000
20.00.00.000
30.00.00.000
40.00.020.0079
50.020.020.0055
610.020.040.02992
720.030.030.0285101
820.030.040.0309135

1~3枠が馬券に絡めていません。勝者は6~8枠から出ているので、内枠が弱く、外枠が強いとも言えますが、たった5レースだけでの結果です。サンプルが豊富な東京競馬場ダート2100mでも明らかな枠順の有利不利は見られません。さらに距離が伸びたところで枠順が着順に影響を与えるのかは疑問もあり、判断するにはもう少しサンプルが欲しいところです。

脚質別

脚質勝率連対複勝単回複回
逃げ0.00.016.7066
先行17.629.435.3198116
差し7.114.317.910549
追込0.04.513.6039
捲り0.00.00.000

先行馬の数値が優秀です。5レース分のみのデータとは言え、良績がこれだけ集中しているなら、先行馬は有利なコース仕様なのでしょう。逃げ馬は3着が1回のみと苦戦。差しがハマるケースも考えられ、追い込み勢も3着なら食い込む場面が想像できます。

種牡馬別

種牡馬勝率連対複勝単回複回
マンハッタンカフェ100.0100.0100.0480200
ステイゴールド50.050.050.01235295
キングカメハメハ22.244.444.4343120
ハーツクライ20.020.020.05830
メイショウサムソン0.033.333.30130
デュランダル0.0100.0100.00200
ホワイトマズル0.0100.0100.00400
ゴールドアリュール0.00.020.0046
クロフネ0.00.025.00100
キングマンボ0.00.0100.00390

マンハッタンカフェは産駒カフェブリッツによる1戦1勝の数値です。勝利数での最多はキングカメハメハ。産駒が9回走って2勝をマークしています。サイアーランキングでは上位常連の人気種牡馬なので、サンプルが少なくても数値は信ぴょう性があります。

父系統別

系統勝率連対複勝単回複回
ネイティヴダンサー系9.118.227.314082
ロイヤルチャージャー系8.611.417.19246
ニアークティック系0.018.227.30108
ナスルーラ系0.00.00.000

キングカメハメハ擁するネーティヴダンサー系がややリード。ロイヤルチャージャー系は東京ダートで苦戦の傾向ですが、距離を伸ばしてくると真価を発揮してきています。

騎手別

騎手名勝率連対複勝単回複回
田中博康100.0100.0100.01930360
川田将雅100.0100.0100.0480200
後藤浩輝50.050.050.01235295
C.デムーロ50.050.050.014575
内田博幸33.333.366.7386246
松岡正海0.033.333.3073
田中勝春0.033.333.30133
田辺裕信0.050.050.00100
蛯名正義0.050.050.00195
岩田康誠0.0100.0100.00160

現在はトレーナーに転身している田中博康調教師が現役時代に勝利をマークしています。人気ジョッキーの川田将雅騎手もこのコースで勝利を経験。サンプルが少ない条件でもしっかりと名前を残しすあたりは、さすが名手です。

調教師別

調教師名勝率連対複勝単回複回
五十嵐忠男100.0100.0100.01160340
池江泰寿100.0100.0100.0480200
高柳瑞樹50.050.050.014575
戸田博文50.050.050.0965180
松山康久50.050.050.01235295
新開幸一0.050.050.00200
矢野英一0.0100.0100.00200
松田国英0.0100.0100.00160
鈴木康弘0.0100.0100.00220
中館英二0.0100.0100.00390

この舞台で勝利を経験している調教師5人のうち、五十嵐忠男、松山康久調教師は引退しています。高柳瑞樹調教師は1番人気、池江泰寿調教師は2番人気の1着で、戸田康文調教師は9番人気での勝利でした。

所属トレセン別

厩舎名勝率連対複勝単回複回
栗東11.817.835.396101
美浦5.312.315.88250

栗東が全ての数値で美浦を引き離しています。東京競馬場ダートは総じて関西馬が優勢。その傾向はダート2400mでも変わりません。美浦組は相手としてなら十分買える数字ではあります。

東京競馬場ダート2400mの傾向・データまとめ

ここまでデータを使って東京競馬場ダート2400mの傾向を紹介してきました。サンプルは少ないですが、ポイントを列挙していきます。

東京競馬場ダート2400mの傾向・データまとめ
  • 1、2番人気の信頼度は高い
  • 下位人気の勝利もあるが人気の盲点だった印象で、基本は力量通り
  • 内枠が弱く、外枠は強め
  • 先行馬の勝率が優秀。単勝回収率は約200%
  • 逃げ馬は苦戦
  • 種牡馬別ではマッハッタンカフェとキングカメハメハに注目
  • 現役の勝利経験騎手は川田将雅、デムーロ、内田博幸
  • 現役の勝利経験調教師は池江泰寿、高柳瑞樹戸田博文
  • 関西馬が優勢。関東馬も相手としてなら買える

東京競馬場ダート2400mの攻略方法

東京競馬場ダート2400mの攻略方法

ここからは東京競馬場ダート2400mの傾向とデータを深堀りし、買うべき馬、割り引きが必要な馬のタイプを紹介していきます。

データから見るここが買い

東京競馬場ダート2400mでは先行馬狙いが最も効果的と思われます。ダートの長丁場は前半を抑えて運んだとしても、スタミナの温存は難しく、瞬発力自慢の馬でも目を見張るような速い上がりはなかなかマークすることができません。序盤から少し脚を使ってでも、前々の好位置で運んでラストの粘りに期待した方が上位入線する確率が高いようです。

ただ、前々でも逃げ馬は苦戦。前述した策をとる馬たちの厳しいマークにあっているようです。狙うのは番手を進む馬たちから選ぶのが正解に近づけると思います。

データから見るここが割引

競馬界は長年にわたり西高東低の機運が続き、どのような条件でも、栗東勢が美浦組に対し優位に立っています。東京競馬場ダート2400mもその傾向は変わりません。勝率、複勝率はダブルスコア以上の差が開いています。

それでも2023年は平地G1の勝利数、関東勢15勝、関西勢が9勝と1998年以来25年ぶりに関東馬が勝ち越す結果となりました。ここ数年、最も注目を集めたイクイノックスも関東馬。これをきっかけに全体が底上げされ、東西別のデータも拮抗するものになれば、もっともっと競馬は面白くなるのではないかと思います。

データの裏を狙う

騎手別で見ると勝利経験がある5騎手のうち、田中博康騎手は調教師へ転身。後藤浩輝騎手は早世していて、現役では川田将雅、デムーロ、内田博幸の3人となります。

このうち、内田博幸騎手はこのコースで最多となる3回の騎乗数。地方の大井競馬でデビューしていて、砂の舞台でのキャリアはJRAに入っても群を抜く存在です。騎乗数を見ても、毎年芝よりもダートでの依頼が圧倒的に多く、砂の舞台では特に関係者から信頼されているのでしょう。ダートではどんな条件でも注意は必要なジョッキーですが、東京競馬場ダート2400mで再びレースが組まれた際は、内田博幸騎手が参戦していないどうか確認しましょう。

開催時期や馬場状態によって狙える穴馬・危険な人気馬

開催時期や馬場状態によって狙える穴馬・危険な人気馬

東京競馬場ダート2400mは近年使用されていませんが、同じ関東の中山競馬場でもダート2400mのコースがあり、そちらは現在も1、2勝クラスのレースが行われています。

2013~17年に東京競馬場で2400m戦が行われていた当時のデータを見ると、中山コースとの関連性は高く、5頭の1着馬のうち4頭が、中山競馬場の2400mを経験済みで、そのうちの2頭は白星もマークしていました。中山は東京と比べて直線が短く、コーナーワークも求められるので、向き不向きが顕著なイメージもありますが、中山競馬場ダート2400mで良績のある馬は、東京競馬場でも信頼を置いてよさそう。この先、東京競馬場でダート2400mが復活したら、中山競馬場との関連性を思い出してください。

東京競馬場ダート2400mまとめ

東京競馬場ダート2400mのポイントのまとめは以下の通りです。

東京競馬場ダート2400mまとめ
  • 1、2番人気の信頼度は高い
  • 下位人気の勝利もあるが人気の盲点だった印象で、基本は力量通り
  • 内枠が弱く、外枠は強め
  • 先行馬の勝率が優秀。単勝回収率は約200%
  • 中山ダート2400mの良績は当コースでも通用
  • 逃げ馬は苦戦
  • 種牡馬別ではマッハッタンカフェとキングカメハメハに注目
  • 現役の勝利経験騎手は川田将雅、デムーロ、内田博幸
  • 現役の勝利経験調教師は池江泰寿、高柳瑞樹戸田博文
  • 関西馬が優勢。関東馬も相手としてなら買える

この記事が馬券検討の材料になればうれしいです。

それでは、よき競馬ライフを!

参考文献

東京競馬場コース一覧

芝1400m芝1600m芝1800m芝2000m
芝2400m芝2500m
ダート1300mダート1400mダート1600mダート2100m
ダート2400m
ジナケイバ公式ライン
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この記事を書いた人

初めて競馬を見たのはオグリキャップが奇跡のラストランを見せた1990年有馬記念。JRAだけではなく地方競馬も長年見続けています。

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