姉妹サイト:仮想通貨メディア「JinaCoin」 JinaCoinはこちら

阪神競馬場芝2000mの特徴と傾向まとめ|攻略法も一挙公開

阪神競馬場芝2000mコースデータと傾向、攻略方法を解説
ジナケイバ公式ライン
この記事をざっくり言うと…
  • 阪神競馬場芝2000mがどんなコースか分かる!
  • 8つの傾向データを紹介
  • 阪神競馬場芝2000mで買うべき馬・消すべき馬が分かる!

今回紹介するのは、阪神競馬場芝2000mの特徴と傾向です。

阪神競馬場芝2000mは重賞だけでも、GI大阪杯、伝統の鳴尾記念やチャレンジカップ、荒れる牝馬重賞として知られるGⅢマーメイドSと、番組はバラエティーに富んでいます。データ的に攻略も一筋縄ではいかない印象ですが、過去5年間のデータをしっかり分析して、馬券のプラス収支につなげてください。

▼今週の予想・追い切り記事はこちら ※記事が公開され次第リンクを貼ります
関連京王杯SC追い切りタイムと評価
関連京王杯SC予想と買い目
関連ヴィクトリアマイル追い切りタイムと評価
関連ヴィクトリアマイル予想と買い目

目次

阪神競馬場芝2000mの概要・特徴

阪神競馬場芝2000m(内回り)コース図

阪神競馬場芝2000mのコース概要や特徴は以下の通りです。

コース概要

阪神競馬場芝2000mは正面スタンド前直線の4コーナー出口付近にゲートを設置。内回りコースを1周強走り、阪神競馬場芝コースの名物とも言えるゴール板前の急坂は2回通過することになります。発走から最初のコーナーとなる1コーナーまでの直線距離は325m。その後は高低差のない1、2コーナーへ入っていきます。

向正面過ぎからは下りで、各馬は勢いをつけて残りが356mある最後の直線へ。距離は外回りの474mより短いですが、JRA全場の中では6位の長さとなります。

JRA競馬場の最後の直線距離ランキング

順位競馬場距離
1位新潟(外回り)659m
2位東京526m
3位阪神(外回り)474m
4位京都(外回り)404m
5位新潟(内回り)359m
6位阪神(内回り)356m

ラスト200mからは勾配差1.8mの急坂を再度上ってゴールを目指します。ちなみに内回りコースの幅員はAコース使用時が24~28mで、Bコース使用時は20~25m。他競馬場と比べると広いとは言えません。

レコードタイム

阪神競馬場芝2000mのレコードタイムを見てみましょう。

阪神競馬場芝2000mタイム性齢馬名記録年月日
2歳レコード1;59.7牡2サトノヘリオス2021年12月11日
3歳以上レコード1;57.2牡5ストロングタイタン2018年6月2日
2023年12月31日時点

2歳レコードは2021年12月にサトノヘリオスが、1勝クラスのエリカ賞でマークしました。翌春はGⅡスプリングSで3着に入り、皐月賞に出走(17着)。その後もGⅢラジオNIKKEI賞3着などでターフを沸かせています。

3歳以上のレコードホルダーはストロングタイタンで、2018年6月に行われたGⅢ鳴尾記念で重賞初制覇を飾った時の記録です。同馬はその後も2019年のリステッド競走、リゲルSを制するなど活躍。引退後は乗馬に転身して競技大会で姿を見せています。

平均タイムとラップ

次に示すのは阪神競馬場芝2000mの過去5年間の平均タイムです。京都競馬場の改修工事が行われていた時に、2歳重賞の京都2歳S、3歳GIの秋華賞が当コースで行われており、その数字も含みます。

R数タイム前3F後3F後/前
新馬312;03.237.735.093
2歳未勝利322:01.836.635.697
2歳1勝82;01.737.235.094
2歳重賞・OP32;01.836.735.797
3歳新馬22;04.637.435.294
3歳未勝利362;02.036.635.898
3歳1勝52;01.236.835.296
3歳重賞・OP122;00.436.434.996
1勝262;00.836.435.598
2勝352;00.636.735.496
3勝201;59.936.635.396
重賞・OP221;59.435.935.599
2019年〜2023年のデータ

どのクラスも前半はゆったり流れ、後半でペースが上がっています。中距離戦なので序盤は様子見傾向になりやすいのかもしれません。また、スタート直後にゴール板付近の急坂を1度通過するコース設定も、前半のペースに影響していそうです。

阪神競馬場芝2000mで行われる重賞レース一覧

阪神競馬場芝2000mで行われる重賞レース一覧

阪神競馬場芝2000mはGI大阪杯の舞台となっています。長らく産経大阪杯として親しまれてきたレースで、2017年にGI昇格。その初代チャンピオンはキタサンブラックでした。同馬はこの勝利を含めてGIでは7勝と大活躍。種牡馬入り後も2023年にレーティング世界1位となったイクノイックスを輩出するなど結果を残しています。

 レース名(グレード 1着賞金 開催時期
大阪杯(GI)2億円3、4月
鳴尾記念(GⅢ)4300万円6月
チャレンジC(GⅢ)4300万円11、12月
マーメイドS(GⅢ)3800万円6月

さらに阪神競馬場芝2000mでは、伝統の鳴尾記念やチャレンジカップ(旧朝日チャレンジカップ)、荒れる牝馬重賞として知られるマーメイドSが行われています。2024年は阪神競馬場リニューアル工事の影響で、この3競走は京都競馬場に舞台が移されます。

阪神競馬場芝2000mの傾向データ(2019年〜2023年の過去5年)

阪神競馬場芝2000mの傾向データ

ここからは阪神競馬場芝2000m過去5年間のデータを紹介します。8項目にわたって分析していきますので、馬券の参考にしてください。

人気別

人気勝率連対複勝単回複回
132.347.862.97074
224.146.162.99193
312.930.644.87774
410.326.740.97989
58.619.430.69492
62.27.416.64258
73.56.611.58365
82.76.411.410493
92.65.29.312080
10~0.81.94.34458
2019年〜2023年のデータ

1番人気が勝率3割、複勝率6割と信頼度はまずまず。2番人気も高い数値を示しています。上位人気に買いが集中するケースも多いようで、8、9番人気の単勝回収率が100%超え。高配当が飛び出す環境でもあります。

枠順別

勝率連対複勝単回複回
110.319.929.28170
29.516.526.4146101
36.814.022.96763
48.717.526.912080
56.316.825.54167
69.716.727.65484
78.618.027.65773
810.218.024.05363
2019年〜2023年のデータ

勝率ナンバーワンは1枠。やや数字が物足りないのは3、5枠ですが、さほど気にするほどのレベルではありません。阪神競馬場芝2000mではあまり枠順について気にしなくてもいいでしょう

脚質別

脚質1着勝率連対複勝単回複回
逃げ5020.740.247.7310154
先行10412.924.735.77991
差し506.113.523.63466
追込202.75.410.53439
捲り1022.235.644.4135105
2019年〜2023年のデータ

レースのほぼ半数は先行馬が勝利しています。見逃せないのが逃げ馬の数値。勝ち星は先行馬の半分ですが、勝率は20%あり、単勝回収率は300%を超えています。連対、複勝率を見ても、ほぼ2回に1回は圏内に顔を出してくるのですから、軸としては打ってつけ。追い込み馬は苦戦しています。また、捲りもハマりやすいので、中団や後方で運ぶタイプでも、早めに動いた実績のある馬はマークした方がいいでしょう。

種牡馬別

種牡馬1着勝率連対複勝単回複回
ディープインパクト3113.125.037.38674
キズナ1611.924.634.3218110
ハーツクライ168.516.525.58368
ルーラーシップ1611.621.032.69594
キングカメハメハ1517.034.142.0104122
ドゥラメンテ1515.828.436.86696
ハービンジャー106.412.126.16380
エピファネイア97.819.127.87593
オルフェーヴル99.314.426.85570
ロードカナロア811.020.530.15168
2019年〜2023年のデータ

勝利数ではディープインパクトが断然のトップ。しかし、残念ながら2019年に死亡していて、産駒は残り少なくなっています。勝ち星とともに回収率も優秀なキズナはディープ直系の種牡馬。今後はこちらに目をむいていくといいでしょう。

また、上位にランクインしているキングカメハメハも2019年に死亡してしまいましたが、残した産駒のルーラーシップ、ロードカナロアが種牡馬として当コースで活躍。2021年死亡のドゥラメンテもキングカメハメハ直系で、まだ産駒は多数残っておりマークした方がいいでしょう。

父系統別

系統勝率連対複勝単回複回
ネイティヴダンサー系11.322.230.97290
ロイヤルチャージャー系9.017.726.18370
ニアークティック系5.912.123.25386
ナスルーラ系0.01.99.4031
2019年〜2023年のデータ

ネイティヴダンサー系の勝率の高さが目立ちます。キングカメハメハを父に持つ種牡馬はネイティヴダンサー系に該当しますので、迷った時は思い出してください。

騎手別

騎手名1着勝率連対複勝単回複回
川田将雅3332.749.567.38096
松山弘平1714.827.038.37892
武豊1317.830.145.28684
福永祐一1215.229.146.810877
和田竜二129.416.522.85262
C.ルメール1122.038.042.06761
藤岡康太99.422.928.111891
M,デムーロ923.130.841.013274
岩田望来87.717.327.93455
坂井瑠星89.620.533.75574
2019年〜2023年のデータ

川田将雅騎手の勝率が3割超え。連対も2回に1回、3着以内も3回に2回という高い確率ですから、信頼度は抜群です。他に勝率が目立つのはデムーロ騎手の23.1%。乗り数があればその分だけ勝ち星を積み上げられそうです。

調教師別

調教師名1着勝率連対複勝単回複回
友道康夫2427.343.258.114990
中内田充正1331.736.651.27669
斉藤崇史1216.931.046.5105849
高野友和1225.041.754.2139101
須貝尚介918.032.034.05369
杉山晴紀916.420.030.914086
矢作芳人89.620.530.15259
池江泰寿711.927.133.97257
藤原英昭717.923.135.912657
音無秀孝611.825.529.413666
2019年〜2023年のデータ

白星の数では友道康夫調教師勝率では中内田充正調教師が目立ちます。リーディングの上位によく顔を出してくるトレーナー。他コースでも良績を残していますが、当コースでも存在感を際立たせています。

東西別

所属トレセン勝率連対複勝単回複回
美浦6.49.915.83635
栗東9.018.026.97777
2019年〜2023年のデータ

関西馬が関東馬を圧倒しています。数字に開きがあるので、馬券の中心は関西馬で問題ないでしょう。

阪神競馬場芝2000mの傾向・データまとめ

ここまでデータを使って阪神競馬場芝2000mの傾向を紹介してきました。

特に重要だと感じたポイントは以下の通りです。

阪神競馬場芝2000mの傾向・データまとめ
  • 上位人気は信頼できる
  • 人気が偏る傾向もあり、8、9番人気の単勝回収率が優秀
  • 勝率トップは1枠も全体的に大きな偏りはなし
  • 逃げ馬の単勝回収率が300%超え
  • 有利。捲りもハマりやすい
  • 追い込み馬は買いづらい
  • 種牡馬ではディープインパクト、キングカメハメハ系に注目
  • 川田将雅、ルメール、デムーロ騎手の良績が目立つ
  • 実績十分の友道康夫、中内田充正調教師は当コースも強い
  • 関西馬が関東馬を圧倒

阪神競馬場芝2000mの攻略方法

阪神競馬場芝2000mの攻略方法

ここからは阪神競馬場芝2000mの傾向とデータを深堀りし、買うべき馬、割り引きが必要な馬のタイプを紹介していきます。

データから見るここが買い

阪神競馬場芝2000mでのおすすめは逃げ馬狙いです。的中率を考えると先行馬になりますが、逃げ馬の魅力は何といっても310%ある単勝回収率。複勝率も154%ありますから、押さえでも十分な配当をもたらしてくれます。

ゴール前に急坂のある阪神競馬場は、差し馬が台頭しやすいイメージを持つファンも多いと思うので、その分、逃げが決まった時は高配当になりやすいのかもしれません。序盤はペースが緩やかになりがちですし、内回りは外回りよりも直線が短く逃げ馬が粘りを増す根拠もあります。スタートからゴールまでの約2分は「そのまま!」と祈り続けましょう。

データから見るここが割引

逃げ馬に信頼がおける阪神競馬場芝2000m。逆に追い込み馬は手を出さない方がよさそうです。勝率はわずか2.7%しかありません。複勝率は10%以上あるので3着食い込みは現実的ですが、その回収率は39%。追えば追うほどマイナスになる計算です。

捲りがハマりやすいコースなので、早めに動いた実績のある追い込み馬はマークが必要になりますが、基本的に後方からレースを進めるタイプは馬券検討から外しましょう。

データの裏を狙う

調教師別では友道康夫、中内田充正師などの勝率が目立ちますが、目を向けたいのは松永幹夫調教師。着別成績では上位10人に入っていませんが、5勝をマークしての単勝回収率は何と523%あります。2020年GI大阪杯では管理馬ラッキーライラックが優勝。また、2022年の2歳1勝クラス、エリカ賞では11番人気のレミージュが激走して、単勝配当1万7060円の大荒れレースを演出しました。

松永幹夫調教師の阪神芝2000m勝利(過去5年間)

年月日レース馬名騎手人気単勝配当
2019年3月30日3歳未勝利ダンスディライトM.デムーロ420円
2019年9月21日1勝クラスダンスディライト福永祐一440円
2020年4月5日大阪杯(GI)ラッキーライラックM.デムーロ410円
2020年7月18日能勢特別(2勝クラス)ダンスディライト福永祐一870円
2022年12月10日エリカ賞(2歳1勝クラス)レミージュ荻野極1117060円
2019年〜2023年のデータ

2019~2023年の5年間でマークした5勝のうち、3勝は2021年GⅡ阪神大賞典5着の実績があるダンスディライトが挙げたもの。どのような馬が阪神競馬場芝2000mに向くのかについての経験も蓄積されたはずで、今後も松永幹夫厩舎の激走は十分期待できます。

開催時期や馬場状態によって狙える穴馬・危険な人気馬

開催時期や馬場状態によって狙える穴馬・危険な人気馬

長年トップクラスの成績を誇るルメール騎手は阪神芝2000mの成績も安定しています。ただ、全場を合わせた成績と比較すると、当コースではやや成績を落としています。

ルメール騎手の阪神芝2000mと全場成績比較(過去5年間)

条件勝率連対複勝単回複回
阪神芝2000m22.038.042.06761
全場24.141.653.27179
2019年〜2023年のデータ

落としているとはいっても、トップクラスの数字には変わりありません。それでも多くのファンにとっては、データ的に4回に1回勝つ計算の名手・ルメール騎手を狙うか外すかは、馬券検討の大きな岐路となっているはず。阪神芝2000mはルメール騎手を外しやすいコースであることは頭に入れておいてもいいでしょう。

阪神競馬場芝2000mまとめ

阪神競馬場芝2000mの攻略ポイントのまとめは以下の通りです。

阪神競馬場芝2000mまとめ
  • 上位人気は信頼できる
  • 人気が偏る傾向もあり、8、9番人気の単勝回収率が優秀
  • 勝率トップは1枠も全体的に大きな偏りはなし
  • 逃げ馬の単勝回収率が300%超え
  • 有利。捲りもハマりやすい
  • 追い込み馬は買いづらい
  • 種牡馬ではディープインパクト、キングカメハメハ系に注目
  • 川田将雅、デムーロ騎手の良績が目立つ
  • ルメール騎手は安定しているが、他コースと比べて低調
  • 実績十分の友道康夫、中内田充正調教師は当コースも強い
  • 松永幹夫調教師の単勝回収率は523%
  • 関西馬が関東馬を圧倒

この記事が馬券検討の材料になればうれしいです。

それでは、よき競馬ライフを!

▼今週の予想・追い切り記事はこちら ※記事が公開され次第リンクを貼ります
関連京王杯SC追い切りタイムと評価
関連京王杯SC予想と買い目
関連ヴィクトリアマイル追い切りタイムと評価
関連ヴィクトリアマイル予想と買い目

参考文献

阪神競馬場コース一覧

芝1200m芝1400m芝1600m芝1800m
芝2000m芝2200m芝2400m芝2600m
芝3000m
ダート1200mダート1400mダート1800mダート2000m
ジナケイバ公式ライン
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

初めて競馬を見たのはオグリキャップが奇跡のラストランを見せた1990年有馬記念。JRAだけではなく地方競馬も長年見続けています。

コメント

コメントする

目次